JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報第 411号 > 図3
<参考図>

図3 PCRによる肺がん細胞の高感度検出法

図3 PCRによる肺がん細胞の高感度検出法

 喀痰1mLにEML4-ALK発現細胞を0, 10, 100, 1000,10000個をそれぞれ加え、RT-PCRによりEML4-ALK mRNAの増幅を試みました。その結果、わずか10細胞/mLの濃度でもEML4-ALK陽性細胞を検出することが可能でした。正常細胞、あるいはEML4-ALK陰性がん細胞では、EML4とALK遺伝子上に配置したプライマーからPCR産物は得られませんので、本診断法は正確性および鋭敏性のどちらも極めて優れた肺がん検出法となります。