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別紙2

地域科学技術理解増進活動推進事業「科学館開発支援」の概要

1.趣旨

 独立行政法人科学技術振興機構(JST)は、平成19年度より開始する「地域の科学舎推進事業」において、国民の科学技術についての興味・関心を深めるため、身近な場で行われる科学技術理解増進活動の機会を充実する「地域科学技術理解増進活動推進事業」を実施します。
 本事業の一環として実施する「科学館開発支援」は、科学館・科学系博物館を対象とした公募により、科学館・博物館の持つ専門性を活かした実験・演示装置、展示装置、コンテンツ等の開発を支援するものです。また、これら開発物を使用した体験型・対話型の科学技術理解増進の活動についても支援を行います。

2.提案が可能な機関

 公立あるいは非営利組織の設置運営する科学館・科学系博物館(動・植物園、水族館、天文台なども含めて、自然科学、科学技術、産業技術をテーマとした教育文化施設、以下「科学館」という)が申請することができます。

3.支援の対象となる企画の要件

 科学館の持つ専門性を活かした実験・演示装置、展示装置、コンテンツ等(以下「機材等」)が新規に開発・製作され、更に支援期間内にそれら機材等を活用して体験型・対話型の科学技術理解増進の活動が実施される企画を支援します。

4.支援の内容

 1企画あたり総額700万円(税込み)を上限とし、必要な機材等の開発・製作、開発機材を用いた活動に必要な物品の購入調達や、交通費等の運用諸経費等を支援します。

5.支援の方法

 実施にあたっては、提案館にJSTが経費の支出等を行うものではなく、提案館にて取りまとめた経理書類に基づき、JSTが業者に対して、直接、経費支出の手続きを行います。

6.選考の方法

 提出された申請書類を外部有識者からなる委員会において書類選考、面接選考により審査し、JSTの予算の範囲内でJSTが選定します。