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<参考図>

図1 今回判明した環境汚染化学物質の新たな作用経路

図1 今回判明した環境汚染化学物質の新たな作用経路

 従来、低分子化学物質(環境汚染化学物質や、脂溶性生理活性物質など)の作用経路として、選択的な遺伝子発現の誘導が知られていた。今回、低分子化学物質が、ダイオキシン受容体(AhR)の複合体形成を変えることで、選択的なタンパク質分解を制御することが明らかとなった。ダイオキシン類による性ホルモン撹乱作用も、この二つの経路が関わっていると考えられる。