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図1 透析アミロイド病とアミロイド線維の構造解析

図1 透析アミロイド病とアミロイド線維の構造解析

国内の長期血液透析患者数は、現在25万人を越えます。透析アミロイド病は長期透析患者に高頻度で発症する合併症であり、本来、機能的なたんぱく質であるβ2ミクログロブリンがアミロイド線維を形成して沈着し、手首や肩の激しい痛みや運動障害を伴う主根幹症候群を引き起こします。今回、固体核磁気共鳴を用いて、β2ミクログロブリンの断片が形成するアミロイド線維の構造を明らかにしました。