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図1 体細胞から万能幹細胞(多能性幹細胞)を誘導する方法


図1 体細胞から万能幹細胞(多能性幹細胞)を誘導する方法
 体細胞を初期化し、万能性(分化多能性)を誘導する方法としては、これまで体細胞の核を未受精卵に移植する核移植法と、ES細胞と融合する方法が知られています。しかしいずれの場合も、ヒト胚や、胚に由来するES細胞を利用することになり、倫理的な課題があります。今回私達は、体細胞に少数の因子を導入することにより、卵子や胚を用いず、直接的に万能幹細胞を誘導することに成功しました。