JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第318号 ><用語説明>

<用語説明>

注1)概日周期:
概ね一日(=サーカディアン)の周期。地球上のほとんどの生物は、昼夜サイクルなど外界からの時間情報がなくても約24時間の自律的なリズムを刻む。哺乳類の場合、視交叉上核の体内時計が光により毎朝リセットされることで(光同期性クロック)、厳密に24時間の周期に調節される。

注2)体内時計:
概日リズムの中枢機構。約24時間の周期で自律的に振動し、種々の生体機能に作用して概日リズムを発現させる。

注3)時計遺伝子:
概日リズムの基本振動の発生機構を構成するタンパク質を作る遺伝子。

注4)メタボリック・シンドローム:
内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態。相乗的に動脈効果性疾患の発生頻度が高まるため、予防・治療の必要な対象とされている。