JST(理事長 沖村憲樹)は、日本学術会議の協力を得て、一般の人々が科学技術に対する興味と理解を深めるのに役に立つ情報、研究者・技術者・学生が、研究・開発活動を進めるために必要とする情報を効率的に入手できるウェブサイト『Science Portal(サイエンスポータル)』を平成18年6月7日に公開いたします。
『Science Portal(サイエンスポータル)』では、最新の研究成果、日々の科学技術に関するニュースのほか、研究者のインタビューやレポートを、随時、携帯情報端末にダウンロードできる動画も交えて掲載し、科学に興味を持つ方が、知的好奇心を満足させながら、日本の科学技術の新しい流れ、方向を感じ取れる情報を毎日発信します。
また、研究に欠かせない論文や特許などの科学技術情報や有用なデータベースの情報、日本における研究職の求人や研究支援制度の公募情報、学協会の大会などのイベント情報をアクセスしやすい形にまとめております。さらに、科学技術基本計画を初めとする重要な科学技術政策など、日本の科学技術を担う人々が関心を持つさまざまな情報も提供します。
6月7日(水)の公開時には、脳科学の最新研究成果を社会に広め大きな成果を挙げている東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授のインタビュー記事を掲載します。本インタビュー記事は12回連載する予定で、今後、第一線で活躍されている研究者を取り上げる予定です。
サイトの内容はまだまだ十分なものとは言えませんが、今後もJSTは、大学や学協会など科学技術に関係する機関や人の協力を仰ぎ、『Science Portal(サイエンスポータル)』の内容の充実に努めます。
インターネット公開日:平成18年6月7日(水)午前0時
URL: http://scienceportal.jp
サイト名称: Science Portal(サイエンスポータル)
サイエンスポータルは科学技術に関する情報をワンストップで提供します。行政・研究機関などがインターネットに公開しているウェブ情報やデータベースを効率よく案内します。
現在、ご覧いただける情報は以下の通りですが、今後、内外の科学技術関係機関との連携を強化し、更に内容を充実させていきます。
1.科学に興味を持っていただくために
2.研究者や技術者が有用な情報に効率よくアクセスするために
3.科学技術の流れを知るために
コンテンツについては、科学技術ポータルサイト委員会(委員長 黒川清 日本学術会議会長)を設置し、内容の検討を行ってまいりました。今後はさらに研究機関、学協会との連携を深め情報量を増やしていきます。また、日本の基礎研究の研究成果が製品開発に結びつくまでの過程を紹介するためのコンテンツも予定しております。
なお、同時に海外向けに日本の科学技術情報源の総合案内リンク集「 Science Links JAPAN」注3も公開いたします。今後、日本の科学技術に関する情報を海外に発信する英文ウェブサイトの充実を計画しております。
【お問い合わせ先】
菊池 俊一(キクチ シュンイチ)
独立行政法人 科学技術振興機構 研究基盤情報部 サイエンスポータル室
〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3
TEL: 03-5214-8422 FAX: 03-5214-8470