開発を終了した課題の評価

機構報第30号


課 題 名 「シーケンスペア・アルゴリズムを使用したブロックレイアウト作成ツール」
研 究 者 北九州市立大学 国際環境工学部 教授 梶谷 洋司
所 有 者 北九州市立大学 国際環境工学部 教授 梶谷 洋司
委託企業 マイクロアーク株式会社
開 発 費 451,314千円
開発期間 平成12年3月~平成14年9月
評 価  本新技術は、複数の配線済み集積回路ブロックの詰め込み構造を、各ブロックの左右方向および上下方向の位置関係を記述する順列の対(シーケンスペア)で記述し、順列を変えていくことで最適な詰め込みパターンをもつ構造を効率よく短時間に見いだす集積回路の自動配線ツールに関するものである。
 本技術では、シーケンスペアを用いたブロック配置プログラムを最適化すると同時に、ブロック間の配線長の最適化を考慮したパッキング機能及びブロック化されていない部分があっても自動的に疑似ブロックを生成する機能など、実際の設計工程に沿った機能を付加することで、大幅な設計時間短縮を実現した。
 本開発の自動配線ツールを使用することにより、配置最適化に必要な煩雑な工程を大幅に簡略化でき、配線設計のスピードアップとコストの低減に大きく寄与できるため今後益々複雑化する集積回路設計工程での利用普及が期待される。
評 価 者
新技術審議会 会長
  阿部 博之
新技術審議会 新技術開発部会長
  増本 健
新技術審議会 委員
  高橋 清、石谷 炯、木村 茂行、桐野 豊、小村 武、中川 威雄、西川 寿子、増田 善昭、八嶋 建明、吉村 進
評 価 日 平成14年10月31日

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