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図1

図1
PtproによるEphの制御機構の模式図。Ephに特定な物質(リガンド)であるephrinが結合しますと、Ephは、まず最初に細胞膜近傍の2つのチロシン (YJX1とYJX2)を自らリン酸化します。これがトリガーとなってEphは、酵素としての活性を担う領域のチロシン(YACT)がリン酸化され、活性化します。同時に、リン酸化されたYJX1とYJX2には様々な情報伝達分子(Src, Grb10, Crk, RasGAP等)が結合し、Ephに特異的なシグナルが生じます。PtproはEphのYJX2のリン酸を除去することにより、Ephの活性化を抑制します。