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別紙3

「IT融合型学習活動・教員研修」概要

1.IT融合型学習活動・教員研修の趣旨
 IT融合型学習活動・教員研修は、教育委員会等管理機関(教育に関する行政組織・機関、及び附属学校を置く国立大学法人、公立大学、公立大学法人、学校を所管する学校法人)と、学校教育に関する研究活動を行なっている大学との連携により、教育委員会等管理機関の所管する学校(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、盲学校、ろう学校、養護学校)の児童・生徒を対象として、独立行政法人科学技術振興機構(以下「JST」という。)が開発した「理科ねっとわーく」(別紙4)のデジタル教材を利用したIT活用と、科学技術・理科に関する観察・実験・実習等の体験的活動とを融合した学習活動及びこれに関する教員研修を行い、もって科学技術・理科における児童・生徒の興味・関心、知的探究心等を育成するものです。

2.実施期間及び支援総額
実施期間 : 平成18年5月1日(月) ~ 平成19年2月28日(水)
支援総額 : 1企画当たり300万円以内、単年度実施

3.企画の選定プロセス
提案された企画は、外部の有識者等から構成される委員会等で選考し、JSTが選定します。

4.採択の考え方
1 IT活用と観察・実験等体験的活動との融合による興味・関心、知的探究心等の育成
・学校の児童・生徒を対象として、JSTが開発した「理科ねっとわーく」のデジタル教材を利用したIT活用と科学技術・理科に関する観察・実験・実習等の体験的活動とを融合した学習活動と教員研修を行い、科学技術・理科における児童・生徒の興味・関心、知的探究心等の育成や研修参加教員のIT活用能力の向上を図る企画であること。
2 IT融合型実証授業、および、教員研修の積極的な実施
・JSTが開発した「理科ねっとわーく」のデジタル教材を利用したIT活用と科学技術・理科に関する観察・実験・実習等の体験的活動とを融合した授業内容の向上及び普及を目的として、実証授業、公開授業、連携機関との評価、検討会、および、教員研修を積極的に実施し、学校におけるより効果的な授業の確立を目指す企画であること。
3 密接な相互連携
・教育委員会等管理機関、大学、学校の密接な相互連携により事業を実施する企画であること。
4 学校へのデジタル教材の配布
・「理科ねっとわーく」のデジタル教材を学校へ配信又は配布し、教員への普及を促進する企画であること。
5 IT融合型学習活動・教員研修の普及
・IT融合型学習活動・教員研修の普及が見込まれる企画であり、企画に参加する学校数、教諭の人数は多いことが望ましく、また、プロジェクト終了後も、教育委員会等管理機関において独自にIT融合型学習活動・教員研修を行うことが可能な企画であることが望ましい。