JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第284号 > 参考3
参考3

平成18年度研究者情報発信活動推進モデル事業「モデル開発」の概要

1.趣旨

 研究者情報発信活動推進モデル事業は、大学等の研究者と国民とが双方向のコミュニケーションを図る機会を充実し、研究者と国民とが科学技術に関して相互理解を促進することを目的とするもので、研究者自身による優れたアウトリーチ活動(※)の支援策として、「モデル開発」を行います。即ち、大学等の研究者自身が行うアウトリーチ活動について「アウトリーチ活動として想定されるプロトタイプ手法」の提案を公募し、手法開発とこれを用いた実践活動の評価を行うことによって、プロトタイプモデルの確立を目指すものです。モデルの開発やその普及を通じて、研究者のアウトリーチ活動の促進やアウトリーチ活動を行う人材の育成に寄与することが期待されます。

(※)アウトリーチ活動(科学技術・学術審議会 基本計画特別委員会「第3期科学技術基本計画の重要政策(中間とりまとめ)(平成17年4月8日)」より引用)国民の研究活動・科学技術への興味や関心を高め、かつ国民との双方向的な対話を通じて国民のニーズを研究者が共有するため、研究者自身が国民一般に対して行う双方向的なコミュニケーション活動。

2.モデル開発の実施内容

(1)展示手法、活動手法等の開発
(2)国際協力によるアウトリーチ手法の開発
(3)科学技術コミュニケーションのトレーニングカリキュラムの開発や評価手法の開発、等

3.応募の要件

 提案者は国内の大学、独立行政法人、国公立試験研究機関、特殊法人、特別認可法人、公益法人の法人に所属する研究者。

4.応募課題の選定プロセス

 応募課題は、外部専門家による委員会で審査し、JSTが決定する。

5.モデル開発費

 1課題あたり、300万円を上限(材料・消耗品費、旅費、謝金等)。必要に応じて研究者等を雇用でき、その場合の人件費は500万円を上限。

6.モデル開発の期間

 平成18年度内。

7.モデル開発の実施体制

 JSTはチームリーダーの所属する機関と委託研究契約を締結し、必要な支援を行う。チームリーダーは当該機関に開発チームを編成する。