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図1 今回の実験の概要

図1 今回の実験の概要
(左上)A.サルに行わせた課題。まず真ん中のボタンを押し、次に左右どちらか光が点いたボタンを押す。
(左下)B.神経細胞を記録した一次運動野の部位。左上枠内に示すように、各記録部位は腕の各部位(肩、肘、前腕、手首、指)に指令を送っている。
(右上)C.サルにA.の課題を行わせたときの神経細胞の活動例。左図は左のボタンを押したとき、右図は右のボタンを押したときの神経活動を示す。横軸は時間を表している。図の上半分は、同じ運動を繰り返し行ったときに細胞が活動した様子を示している。中央にある黒い縦線はサルが運動を開始した時点を示し、その前後の小さな黒点は神経細胞が活動をした時点を示している。課題を1回行ったときの神経細胞の活動を横一列に表している。下半分は、同じ課題を繰り返し行ったときに神経細胞が活動した回数を各時点で加算したヒストグラムであり、各時点で神経細胞が活動した回数を表す。(図の上半分に示した小さな黒点を縦方向に加算)この神経細胞は、サルが左を押すときに活動している。
(右下)D.腕から記録した筋電信号の例。左図は左のボタンを押したとき、右図は右のボタンを押した時の信号。一番左の記号は筋部位の名称。