JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第251号 > 別紙1 平成18年度バイオインフォマティクス推進事業 選定課題一覧

課題名 ホヤプロテイン統合データベースの構築
代表研究者 稲葉 一男(筑波大学下田臨海実験センター 教授)
概要 ホヤにおけるポストゲノム研究の成果を集結したホヤプロテインデータベース及び新たな統合データベースの構築を行い、機能未知遺伝子/タンパク質の機能解明や、疾患遺伝子の機構解明への貢献を目指します。
課題名 ゲノムと環境の統合解析による生命システムの機能解読(KEGG)
代表研究者 金久 實(京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンター 教授 )
概要 生命システム情報統合データベースKEGG1)に、新たに生体外物質との関連情報を蓄積し、生命システムの機能を生体内だけでなく、環境との相互作用も含めて理解することを目指します。
課題名 バイオ基幹情報資源の高準化と共用化
代表研究者 菅原 秀明(国立遺伝学研究所生命情報・DDBJ研究センター 教授)
概要 日本DNAデータバンクDDBJ)を中心に、バイオ基幹情報資源の高準化・共用化や、バイオロジー研究開発における方法・手段の表現方法及び情報技術系方法論の規格化を目指します。
課題名 オントロジー)によるパスウェイの高度化および国際標準化
(INOHパスウェイデータベース)
代表研究者 高木 利久(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)
概要 シグナル伝達パスウェイデータベースINOH4)をより高次の生命現象まで扱えるように発展させます。さらに高い精度のパスウェイデータの抽出、オントロジーの拡充に取り組み、これら成果の国際標準への採用を目指します。
課題名 蛋白質構造データバンクの国際的な構築と高度化(PDBj)
代表研究者 中村 春木(大阪大学蛋白質研究所 教授)
概要 蛋白質立体構造データベースPDB5)のデータ登録・編集技術の改良を行い、品質精査を伴う登録業務作業の更なる合理化・自動化を目指します。また、NMR6)データ・電子顕微鏡画像等の新たなデータベースを構築します。
課題名 メタボロームMSスペクトル7)統合データベースの開発
(Metabolome-Mass Spectral Database)
代表研究者 西岡 孝明(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科先端生命科学研究所 教授)
概要 二次代謝物質の質量、化学構造式、生物種等の収集データベースと、生体成分を各種質量分析計によって測定したMSスペクトルデータベースを統合し、ピーク同定に必要な化学構造(MS)n相関知識データベースの開発に取り組みます。
課題名 マルチモーダル8)統合バイオDB(Multimodal BIODB)
代表研究者 森下 真一(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)
概要 出芽酵母、メダカ、ヒトを主としたマルチモーダル統合バイオデータベースの開発に取り組み、蓄積データを有効に統合化出来るシステムの実現を目指します。
語句説明