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図4 ひも状ウイルス粒子中の8つの棒状構造物の配置


図4
a. ひも状のA/Udorn/307/72(H3N2)ウイルス粒子のほとんどの断面は中空でした。
b. ひも状ウイルスの断面にも、球状ウイルス粒子の断面に見られたのと同じ配列をした8つの構造物が観察されました。
c. 棒状構造物はひも状ウイルス粒子の先端にのみ存在しています。

→つまり、遺伝子は細長いウイルスの先端にしかないため(c)、ウイルス粒子を輪切りにすると、確率論的にほとんど中空になります(a)。ウイルス粒子の先端を狙って切ると、8本の遺伝子が見られます(b)
写真上のスケール:a. 500nm、b. 50nm、c. 100nm