1.趣旨
研究者情報発信活動推進モデル事業は、大学等の研究者と国民とが双方向のコミュニケーションを図る機会を充実し、研究者と国民とが科学技術に関して相互理解を促進することを目的とするもので、研究者自身による優れたアウトリーチ活動(※)の支援策として、「モデル開発」を行います。即ち、大学等の研究者自身が行うアウトリーチ活動について「アウトリーチ活動として想定されるプロトタイプ手法」の提案を公募し、手法開発とこれを用いた実践活動の評価を行うことによって、プロトタイプモデルの確立を目指すものです。モデルの開発やその普及を通じて、研究者のアウトリーチ活動の促進やアウトリーチ活動を行う人材の育成に寄与することが期待されます。
今回は、平成18年度の新規モデル開発課題の募集を行うとともに、合わせて平成17年度採択課題の継続審査も行います。
なお、本事業の実施については平成18年度政府予算の成立を前提としています。
(※)アウトリーチ活動(科学技術・学術審議会 基本計画特別委員会「第3期科学技術基本計画の重要政策(中間とりまとめ)(平成17年4月8日)」より引用)国民の研究活動・科学技術への興味や関心を高め、かつ国民との双方向的な対話を通じて国民のニーズを研究者が共有するため、研究者自身が国民一般に対して行う双方向的なコミュニケーション活動。
2.モデル開発の実施内容
(1)展示手法、活動手法等の開発
(2)国際協力によるアウトリーチ手法の開発
(3)科学技術コミュニケーションのトレーニングカリキュラムの開発や評価手法の 開発、等
3.応募の要件
提案者は国内の大学、独立行政法人、国公立試験研究機関、特殊法人、特別認可法人、公益法人の法人に所属する研究者とします。
応募の際には、提案するモデル開発の内容を「2.モデル開発の実施内容」から選択してください。
4.応募課題の選定プロセス
審査にあたっては、書類審査、面接審査(平成17年度継続課題は面接審査のみ)を実施し決定します。
5.モデル開発費
300万円を上限(材料・消耗品費、旅費、謝金、その他モデル開発に必要な経費)とし、必要に応じて研究者等を雇用でき、その場合の人件費は500万円を上限に可能です。
6.モデル開発の期間
平成18年度内(契約締結日 平成18年6月1日予定~平成18年度末まで)
7.モデル開発の実施体制
JSTが大学等と委託研究契約を締結し、当該機関に開発チームを設置していただきます。
8.採択件数
新規課題及び継続課題を合わせて10件程度
9.募集期間
平成18年1月16日(月)~2月10日(金)(必着)
10.申請書送付先・本件に関する問い合わせ先
〒 102-0084 | 東京都千代田区二番町3番地 麹町スクエアビル 独立行政法人 科学技術振興機構 科学技術理解増進部 連携事業課 担当:山本、太田、河村 電話:03-5214-7493 FAX:03-5214-8430 |
ご質問、お問い合わせはFAXでお願い致します。その際の標題は、「研究者情報発信活動推進モデル事業に関する問い合わせ」と記入してください。