JST(理事長 沖村憲樹)は平成18年4月1日より、従来からサービスをしています「JOIS」と「JDream」を統合し、飛躍的に機能を向上させた「JDreamII」のサービスを開始します。4月からの正式リリースに先駆けて、平成18年1月5日より試行サービスを開始し、3月までは、従来の「JOIS」と「JDream」サービスと併用します。
JDreamIIは、開発段階より、「お客様のニーズを徹底的にお伺いし、言わばお客様に作っていただく」という姿勢で取り組んできたユーザビリティの高いサービスです。
現在までにお客様にシステムコンセプト等の説明をしたところ、多くのお客様から、「使い勝手が良いシステムである」等の評価をいただきました。
平成18年1月5日の試行サービス開始により、いよいよ実際にシステムが稼働します。
JDreamIIは、開発段階より、「お客様のニーズを徹底的にお伺いし、言わばお客様に作っていただく」という姿勢で取り組んできたユーザビリティの高いサービスです。
現在までにお客様にシステムコンセプト等の説明をしたところ、多くのお客様から、「使い勝手が良いシステムである」等の評価をいただきました。
平成18年1月5日の試行サービス開始により、いよいよ実際にシステムが稼働します。
1.JSTの文献検索サービスの概要
JSTは国内外の科学技術文献や国内の医学・医療関連文献を収集し、概要(抄録)の作成、キーワードの付与等の加工を行っています。特に外国語文献に対しては、抄録等を日本語で作成しています。これまでに収録してきた記事数は2,400万件にのぼっており、我が国最大の科学技術文献データベースです。また、利用件数(検索件数)は年間4千万件にのぼっております。
2.JSTの文献検索サービスの利用場面
幅広い業種の企業等、大学、病院等において、各機関の経営上の重要なツールとして導入されており、主に以下のような場面で利用されています。
1) | 企業では、研究開発の効率化やコスト削減等に繋がる既存技術の掌握のツールとして |
・発明、設計、技術開発 | |
・他社情報の入手 | |
・特許先行例調査、防衛特許、特許無効化のための文献データ収集 | |
・業務提携先の探索 | |
・症例報告や薬物の副作用情報検索 等 | |
2) | 大学では、学術研究の基盤ツールとして |
・研究動向、研究課題の調査 | |
・学生のための教育基盤としての活用 | |
・論文作成時の参考文献調査 | |
・特許出願前等の先行技術調査 等 | |
3) | 病院等医療現場では、医療現場のスタッフをサポートするためのツールとして |
・研修医受入れのための環境整備 | |
・症例報告等の調査 | |
・看護や介護のための必要な情報入手 | |
・医療過誤等の対応の危機管理 等 |
2.JDreamIIの特徴
1) | インターフェイス | |||||||||||||||||
JDreamの基本的な画面構成や操作性を踏襲し、簡単な操作で検索が可能な「シンプルモード」(第1図)と、JOISでコマンド検索を引き継ぐ、きめの細かい検索ができる「コマンドモード」(第2図)を用意しました。一度ログインすればサービス選択画面を選択してどちらも利用できます。 | ||||||||||||||||||
2) | 既存機能の操作性向上 | |||||||||||||||||
シンプルモードでは、JDreamのインターフェイスを踏襲しており、コマンドモードではJOISの検索・表示コマンドが使用可能です。さらに、これまでコマンドを利用していたお客様にもコマンド機能をマウスオペレーションで利用できるように操作性を向上させました。 | ||||||||||||||||||
3) | 新機能等の搭載 | |||||||||||||||||
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4) | 全文データベースへのリンク | |||||||||||||||||
JDreamII搭載データは抄録付き書誌データですが、原文献へのリンク機能があります。リンク記事数については、以下の通りです。(平成17年10月現在) | ||||||||||||||||||
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3.提供料金について
従来からの従量料金(利用量に応じた料金)のほかに、お客様から要望のあった年間固定料金を用意しました。詳細については、以下のURLにて公開中です。
http://pr.jst.go.jp/jdream2_introduction/j2pricelist.html
4.JDreamII全般についてのお知らせ
JDreamIIの詳細なご案内については、以下のURLにて公開中です。
http://pr.jst.go.jp/jdream2_introduction/index.html
1月からの無料研修会等のご案内も掲載中です。
本件に関わる問い合わせ先:
独立行政法人 科学技術振興機構
情報事業本部 情報提供部
普及企画課 加藤 治(かとう おさむ)
e-mail:
Tel: 03-5214-7513 Fax: 03-5214-7514