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参考1

社会技術研究開発事業の概要

事業の趣旨

 社会技術研究開発とは、現実社会が直面している諸問題の解決を図り、もって、社会における人々の安寧に資することを目的とする研究である。研究は、個別分野を超えた幅広い視点から、他分野の研究者等が協力し、社会における様々なセクターの参画を促しながら研究開発を進める。

領域及び領域統括の設定

 社会技術研究開発センターは、社会問題解決を図る上で推進すべき研究開発領域(「安全安心」「情報と社会」「脳科学と社会」「科学技術と人間」)を設定するとともに、領域ごとにその推進の担い手となる領域統括を指名する。

研究開発テーマの設定(計画型と公募型)

領域統括は、領域ごとに研究開発テーマを設定し、その内容に応じて、進め方を「計画型」か「公募型」か指定する。
計画型研究開発テーマでは、研究統括がその目標達成に必要な研究チームを組織して研究を実施する。
公募型研究開発テーマでは、テーマごとに研究提案を募集し、研究総括が研究アドバイザーの協力等を得て選考する。研究は、総括のマネジメントのもと推進され、JSTが研究を支援する。

研究成果は可能な限り公開し、社会還元を図るとともに、採択された研究課題について、評価を行う。