参考3

研究者情報発信活動推進モデル事業「モデル開発」の概要

1.趣旨

 研究者情報発信活動推進モデル事業は、大学等の研究者と国民とが双方向のコミュニケーションを図る機会を充実し、研究者等と国民とが科学技術に関して相互理解を促進することを目的とする。
 具体的には、次の4つを中心とする取組みを行う。
(1)研究者等と国民の双方が利用できる総合相談窓口の設置
(2)研究者情報発信活動ウェブサイトの構築
(3)研究者自身が行う優れたアウトリーチ活動の支援(公募)
(4)アウトリーチ活動を行う研究者が参画する講演会やイベントの実施

 上記のうち(3)については、研究者自身による優れたアウトリーチ活動の支援策として「モデル開発」を行う。これは、大学、国立研究機関、その他公的研究機関(以下大学等という)の研究者自身が行うアウトリーチ活動について、その規範となりうるプロトタイプ手法に関する提案を公募し、手法開発とこれを用いた実践活動の評価を行うことによって、モデルの確立を目指すものである。
 本活動の実施や開発されたモデルの普及を通じて、研究者のアウトリーチ活動の促進やアウトリーチ活動を行う人材の育成に寄与することが期待される。

2.モデル開発の実施内容

(1)各種連携による活動手法の開発
(2)展示手法等の開発
(3)アウトリーチに関する動向調査とその手法等の開発
(4)その他

3.応募の対象

 提案者は大学等の研究者とする。

4.応募課題の選定プロセス

 応募課題は、外部専門家による委員会で審査し、JSTが決定する。

5.モデル開発費

 1課題あたり100~300万円程度(消耗品、旅費、謝金等)。
 必要に応じて研究者等を雇用でき、その際は開発費と人件費を含めて総額800万円を上限とする。

6.モデル開発の期間

 原則1年とする。

7.モデル開発の実施体制

 チームリーダーは研究チームを編成する。JSTはチームリーダーの所属する機関と委託研究契約を締結して、必要な支援を行う。

8.成果の普及

 JSTは開発したモデルを成果報告会やホームページ等で広く紹介する。