別紙1

平成17年度バイオインフォマティクス推進事業 選定課題一覧


課題名 マウスを用いた脳機能表現型データベースの開発
代表研究者 宮川 剛(京都大学大学院医学研究科 助教授)
概要 各種遺伝子改変マウスについて、網羅的行動テストバッテリーを用いた表現型データ取得とその情報化のためのプロトコル標準化等を行い、バイオインフォマティクスを適用した脳機能表現型の体系的な比較・解析を目指す。

課題名 実践による超分子複合体モデリングシステムの開発
代表研究者 白井 剛(長浜バイオ大学バイオサイエンス学部 教授)
概要 古細菌3R系をターゲットとして、現在進行形の超分子複合体構造・機能解析実験と照らし合わせながら、実践的で一般的な超分子複合体モデリングシステムの実用化を目指す。

課題名 大規模な比較ゲノム研究を展開するためのワークベンチの構築
代表研究者 内山 郁夫(自然科学研究機構基礎生物学研究所 助手)
概要 急速な蓄積を続けるゲノム配列を最大限に活用した比較解析研究を展開するための比較ゲノムワークベンチの開発を行う。多数のゲノムの同時比較を可能とするとともに、近縁ゲノム間比較に重点を置いた新しい比較解析手法の開発等を目指す。

課題名 タンパク質の構造・機能予測法の開発とヒトゲノム配列への適用
代表研究者 太田 元規(東京工業大学学術国際情報センター 助教授)
概要 タンパク質のアミノ酸配列から立体構造および機能を推定する総合的なシステムを開発する。開発したシステムをヒトゲノム由来のタンパク質配列について適用し、その結果を集積した「ヒトゲノム構造・機能アノテーションデータベース」を構築、公開する。

課題名 脳スライス中で可視化した神経シナプスの自動解析
代表研究者 川戸 佳(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
概要 共焦点レーザー顕微鏡の画像から、神経樹状突起の分岐、スパインの位置及び形態を特定し、自動的に高速解析できる、新規なアルゴリズムを持つソフトウェアの開発を行う。

課題名 ヒト胚の形態発生に関する三次元データベース
代表研究者 塩田 浩平(京都大学大学院医学研究科 教授)
概要 ヒトの発生と先天異常のゲノムワイドな解析を行うためのインフラとして、ヒトの形態形成過程の詳細な三次元画像データベースを構築する。