【用語解説】

空間光変調器:

光の振幅、位相、偏光、強度分布を空間的に制御する画素が2次元状に並んでいる光デバイス。

磁気光学効果:

光を通過する媒体に外部磁界を印加すると、直線複屈折、円複屈折が生ずる現象。光の進行方向と平行に磁場を印加し円複屈折を生じさせ、入射偏光を回転させる効果をファラデー効果という。

光相関器:

似ている度合いを光学的な2次元並列処理により認識・評価する装置。

磁性ガーネット膜:

YIG(Y3Fe5O12)に代表されるガーネット型フェライトの単結晶膜。単位長さあたりのファラデー回転角が大きい特長があり、一般にビスマスを置換してさらにファラデー回転角を大きくする。

置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット基板:

(GdCa)3(GaMgZr)5O12 (SGGG:Substituted Gadolinium Gallium Garnet)単結晶をウエハ状に加工した基板。Bi置換磁性ガーネットをLPE法(Liquid Phase Epitaxy:液相エピタキシャル成長法)で育成する場合に、種結晶として用いる。

テラバイト:

デジタル情報量を表す単位で、10の12乗バイトのこと。1テラバイトはCDで約2000枚分、DVDで約200枚分に相当する。

偏光子、検光子:

特定の方向に振動する光だけを取り出すことができる光学素子。