別紙 1

委託開発事業(中堅中小企業対象)

平成15年度課題内容

○中堅中小企業対象(1件)
課題名: 高精度マイクロサージャリー装置
新技術の研究者: 大阪市立大学 大学院医学研究科  救急災害生体機能管理医学 講師 五谷 寛之
委託企業: 株式会社 エヌエスティー
 新技術の内容:切断された四肢の再接着に代表される、微小血管や神経の縫合など微小外科手術を行う際に手術を補助するシステムに関する技術である。手術者は顕微鏡により拡大された手術野を観察しながら、通常の手術器具を操作するのに近い感覚で特殊な形状のマスターアームを操作する事で、多軸マイクロサージャリー(微小外科手術)用スレーブアームを動作させることが可能である。
 微細な組織の慎重な操作が要求される場合においても、手術者の手指の動きを追従性良く滑らかに、かつ移動量を微小変換してスレーブアームに伝えることにより、非常に熟練した技術を必要とする微小外科手術が、今までの手術器具を用いるよりも容易に行えるようになり、さらに普及する事が期待される。
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