科学技術振興機構報 第1370号

平成31年4月9日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

戦略的創造研究推進事業における2019年度新規研究領域と研究総括の決定
および2019年度研究提案の募集について

JST(理事長 濵口 道成)は、文部科学省が設定した2019年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」および「さきがけ」において、新たに10の研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。また、新たな若手研究者向けプログラム「ACT-X」において2つの研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。これら12の新規研究領域、並びに既存の16研究領域、合計28研究領域を対象として、2019年度の研究提案募集を2019年4月9日(火)から開始します。

本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、その下に推進すべき研究領域と研究領域の責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定めます。研究提案は研究領域ごとに募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。研究領域のもとで「CREST」では選定された研究代表者が研究チームを編成することで、「さきがけ」では研究者が個人で研究を推進します。「ACT-X」は、優れた若手研究者を見いだして育成を行うプログラムであり、研究総括および領域アドバイザーの助言・指導の下、若手研究者の個人研究を支援するものです。

今回、新たに設定する研究領域は以下の通りです。

CREST

  • 「革新的力学機能材料の創出に向けたナノスケール動的挙動と力学特性機構の解明」(研究総括:伊藤 耕三)
  • 「独創的原理に基づく革新的光科学技術の創成」(研究総括:河田 聡)
  • 「数学・数理科学と情報科学の連携・融合による情報活用基盤の創出と社会課題解決に向けた展開」(研究総括:上田 修功)
  • 「多細胞間での時空間的相互作用の理解を目指した定量的解析基盤の創出」(研究総括:松田 道行)

さきがけ

  • 「力学機能のナノエンジニアリング」(研究総括:北村 隆行)
  • 「革新的光科学技術を駆使した最先端科学の創出」(研究総括:田中 耕一郎)
  • 「革新的な量子情報処理技術基盤の創出」(研究総括:富田 章久)
  • 「数学と情報科学で解き明かす多様な対象の数理構造と活用」(研究総括:坂上 貴之)
  • 「IoTが拓く未来」(研究総括:徳田 英幸)
  • 「多細胞システムにおける細胞間相互作用とそのダイナミクス」(研究総括:高橋 淑子)

ACT-X

  • 「数理・情報のフロンティア」(研究総括:河原林 健一)
  • 「生命と化学」(研究総括:袖岡 幹子)

<募集期間>

CREST 2019年4月9日(火)~6月4日(火)正午
さきがけ・ACT-X 2019年4月9日(火)~5月28日(火)正午

研究提案募集の詳細については、別紙資料および下記ホームページを参照してください。

URL https://www.jst.go.jp/kisoken/boshuu/teian.html

<添付資料>

<お問い合わせ先>

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