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参考1

西日本豪雨復興支援(A-STEP機能検証フェーズタイプ)について

1.西日本豪雨復興支援(A-STEP機能検証フェーズタイプ)とは

平成30年7月に発生した西日本豪雨からの復興を科学技術の面から支援するプログラムです。企業等の開発ニーズ(以下、「企業ニーズ」という)に基づき、技術移転の可能性が見込まれる大学等が保有する研究成果、知的財産(以下、「大学シーズ」という)の活用のための試験研究や調査研究を行います。西日本豪雨からの復興に資する課題および西日本豪雨を受けた今後の防災・減災が期待される課題について研究開発費を支援します。

2.事業の概要

2-1.マッチングプランナーによる支援

本プログラムでは、A-STEP機能検証フェーズと同様に、全国各地のマッチングプランナーによる支援を行います。

マッチングプランナーは、大学や企業などを訪問し、大学シーズの詳細把握、研究開発の実施状況、企業などへの技術移転や事業化に向けた取り組み状況などを確認し、研究開発・技術移転の方向性などについて相談、助言などを行います。

2-2.研究開発支援

企業ニーズの解決のため、大学等を対象に、大学シーズがその解決に資するかどうかを確認するための試験研究を支援します。また、将来的に産学連携による活用を見込む研究データ取得のための調査研究についても支援します。

支援の対象は大学等で、支援金額は100~300万円、支援対象期間は契約締結日から12ヵ月間です。

2-3.成果展開

技術移転シーズとして有望な研究成果については、マッチングプランナーが研究開発期間終了後も研究成果などの評価・分析などを通じて、スケールアップや新たな企業等とのマッチング、事業化などを目指す段階まで支援します。