科学技術振興機構報 第132号

平成16年11月25日

東京都千代田区四番町5−3
科学技術振興機構(JST)
電話(03)5214-8404(総務部広報室)
URL http://www.jst.go.jp

大学発ベンチャー創出推進事業からのベンチャー第一号

家庭用有機物資源化装置の研究開発、製造、販売等を行うベンチャー
の設立について

 JST(理事長 沖村憲樹)では、平成15年度より大学等の研究成果をベンチャービジネスにつなげていくために起業化に向けた研究開発を行う大学発ベンチャー創出推進事業を実施してきました。
 この度、大学発ベンチャー創出推進事業の平成15年度に開始しました研究開発課題「家庭用有機物資源化装置(オーガニックシステム)の研究開発」(開発代表者:石崎勝義 早稲田大学持続的未来研究所 客員教授 (平成15年度まで長崎大学環境科学部 教授)、起業家:笛木敏彦)のメンバー等が出資してベンチャー、オーループ有限会社(辻林英高社長、本社:長崎県大村市、資本金:450万円)を平成16年9月3日に設立し体制を整えておりましたが、セパレート社との連携の見通しが得られたので11月より商品開発の活動を本格的に行うことになりました。

 オーループ有限会社では、当事業で行った家庭用バイオトイレ及び水質浄化装置としての人工湿地の実証実験をもとにオーガニックシステムの実現をめざし、バイオトイレ、水質浄化装置等の研究開発、製造、販売を行っていきます。オーガニックシステムとは、家庭から排出される有機質廃棄物を対象に、し尿と生ごみはバイオトイレで、生活排水は水質浄化装置で処理しようとするものです。地下水、河川の汚染防止に寄与し、バイオトイレで資源化されたし尿は、有機農業のための肥料に利用できます。同社では、さらに、室内据え置き可能な小型化したバイオトイレを研究開発することで、福祉介護分野にも展開していきます。

 なお、本件についての問い合わせは、企業化開発事業本部 技術展開部 新規事業創出室 (電話03−5214−0016) 斉藤 隆行までご連絡下さい。