(資料4)

新規採択研究代表者および研究課題概要


研究領域:「脳科学と教育」 (タイプI)
  研究総括:小泉 英明((株)日立製作所 フェロー)
代表者氏名 機 関 名 所属部署名 役職名 研究課題名 研究課題概要
柿木 隆介 大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生理学研究所 教授・研究主幹 顔認知のメカニズム:その機能発達と学習効果の解明 「顔認知機能」の障害は社会生活に歪みをきたすだけでなく、教育現場においても様々な問題を生じている可能性がある。本研究の目的は、脳波、脳磁図、fMRI、 NIRSといった非侵襲的Neuroimaging手法を用い、その専門家と乳幼小児心理学の専門家が協力して、人間における顔認知に関する発達学習過程を明らかにすることである。研究成果を教育現場に還元することが最終的な目標である。
小山 幸子 北海道大学 電子科学研究所 助教授 音声言語知覚機構の解明と英語教育法への展開 語音の構成・音韻構造・リズムは言語によって異なるために「聞き取り」は外国語学習の重要な課題となる。本提案は英語を聞き取る能力を効率的に高めるカリキュラム試案作成をねらいとし、非侵襲的脳機能計測法(脳磁場、脳波)と行動指標を用いて音声言語知覚の脳神経機構を解明する。 1)小学校への英語公教育導入内容の最適化、2)中学校から大学の英語音声教育カリキュラムの向上、3)英語教師の研修内容の効率化、が効果として期待できる。
篠原 一之 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 教授 非言語的母子間コミュニケーションの非侵襲的解析 母・子の行動学的変数を同時に記録・解析するシステムを作成し、臨床場面でのデータや生理学的データを考慮することによって、母・子の情動と関係性を評価するシステムを作製する。このシステムを用いて母子間コミュニケーションに関与する感覚情報の同定を行い、バーチャル母子間コミュニケーションや母性教育プログラムを作成することによって、子の情動発達、母の母性獲得、母子間コミュニケーションに対する支援法を提言する。
五十音順に掲載

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