(資料4)

新規採択研究代表者および研究課題概要


研究領域:「循環型社会」
  研究総括:山本 良一(東京大学生産技術研究所 教授)
代表者氏名 機 関 名 所属部署名 役職名 研究課題名 研究課題概要
稲葉 敦 (独)産業技術総合研究所 ライフサイクルアセスメント研究センター センタ-長 付加価値を基礎とした環境効率指標の提案とその活用 企業活動や製品の環境効率を提示する企業が多くなってきたが、その指標は各社各様である。本研究では、提案者らが開発した日本版被害算定型環境影響評価法を用いて統合化した環境負荷を分母にし、付加価値を分子にした環境効率指標を提案し、その活用方法を提示する。付加価値を分子に選定することで、国全体、産業、企業、製品の各レベルでの環境効率を関連づけることが可能となる。また、統合化した環境負荷を使用することで、製品、企業、産業それぞれの環境に対する特質を明確にすることができる。
高岡 美佳 立教大学 経済学部 助教授 サスティナブル・ユビキタス社会実現のための要素技術に関する研究 消費者行動という観点を導入して、消費者のユビキタス技術・サービスに対する評価と各利用シーンの代替可能性を測定する一方で、いくつかのサービス利用シーンを想定して環境効率あるいは安心効率(安全や安心の度合い)を算出することを通じて、環境改善効果の高い生活行動ナビゲーションシステムの開発及び実証実験を行う。本研究は、循環型社会の促進にユビキタス技術・サービスが貢献しうるシナリオを示し、サスティナブルなユビキタス社会の創出に取り組む行政や企業に対して提言を行うものでもある。
林 秀臣 特定非営利活動法人エコデザイン推進機構   理事 ボーダレスサプライチェーンでの逆流通システムの研究 グローバルな循環型生産システムを構築し、電子産業の環境適応性を高めると同時にビジネスを創成することをねらいとして、環境規制と循環系の機能別配置のデータベース化、接合技術の総合評価、LCAツールの評価を行う。さらに、グローバルなサプライチェーンの逆流通システムを構築する為の指針が明らかになる。本研究により、ビジネス上の課題を明らかにし企業の技術開発を加速することが期待される。
五十音順に掲載

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This page updated on November 11, 2004

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