JST(理事長:沖村憲樹)における社会技術研究システム(システム統括:佐藤征夫)では、この度、公募型プログラムにおける平成16年度新規採択研究代表者及び研究課題を決定した。
社会技術研究は、環境や安全問題など、社会や国民ニーズへの対応が求められているものの、市場原理ではなかなか取り組みの進まない課題や、現実社会が直面している諸問題の解決を図り社会における新たなシステムの構築を目指す研究で、自然科学のみならず人文・社会科学などの知見も統合した俯瞰的な観点から、従来の学問領域にとらわれない広い分野の研究者が協力して研究を進めるものである。公募型プログラムでは、社会問題の解決を図るために重要と考えられる着眼点を踏まえて設定された研究領域ごとに研究テーマを募集・選考する。
今年度は、平成13年度に設定した「社会システム/社会技術論」、「循環型社会」、「脳科学と教育」の3研究領域にて募集を行い、特に「脳科学と教育」領域において、従来の形式で募集するタイプIに加え、文部科学省「脳科学と教育」研究に関する検討会報告『「脳科学と教育」研究の推進方策について』(平成15年7月)を受け、社会・生活環境が心身や言葉の発達に与える影響やそのメカニズムの解明を目指す研究として、追跡研究的手法に非侵襲脳機能計測あるいは行動学的観察を組み込んだ手法を用いて進める研究課題としてタイプIIを新たに設定して募集を行った結果、最終的に全体で214件の応募があった(資料1)。
募集締切後、研究総括及び領域アドバイザー(資料2)が、選考基準(資料3)により「書類審査および面接審査」(事前評価)を実施し、最終的に16件の研究代表者および研究課題を採択した。研究課題の概要は(資料4)のとおりである。
なお、応募件数および採択件数は(資料1)のとおりである。今後、所定の事務手続きを行った後、研究を開始する予定である。 |
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この発表についての問い合わせは、社会技術研究システム推進室 吉田(電話 03-5404-2826)までご連絡下さい。 |
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○研究領域
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<添付資料> |
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