JST(理事長 濵口 道成)は、戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)に基づくEIG CONCERT-Japan注1)において、欧州の4ヵ国4研究支援機関(別紙3)と共同で以下5件の新規採択課題を決定しました(別紙1)。
(1)「植物病原体:環境条件の変化の下における真菌を用いた作物の収量と品質の向上法」
日本 | : | 伊藤 紀美子 新潟大学 教授 |
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スペイン | : | ハビエル・ポズエタ=ロメロ スペイン高等科学研究院 教授 |
ドイツ | : | モハマド=レザ・ハジレザエイ ライプニッツ植物遺伝学作物研究所 シニアサイエンティスト |
(2)「日欧ネットワークによる気候変動下におけるダイズ栽培技術革新」
日本 | : | 大津 直子 東京農工大学 准教授 |
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ドイツ | : | 園子・ドロテア・ベリングラード=木村 ライプニッツ農業景観研究センター 教授 |
トルコ | : | オスマン・エレクル アドナンメンデレス大学 教授 |
フランス | : | エティーン=パスカル・ジャーネット フランス国立科学研究センター 研究員 |
(3)「ストレス条件下における植物機能亢進による作物収量の向上」
日本 | : | 榊原 均 理化学研究所 グループディレクター |
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スペイン | : | ステファン・プルマン 植物バイオテクノロジーゲノミクス研究センター 教授 ジェサス・ビンセント=カルバホサ 植物バイオテクノロジーゲノミクス研究センター 教授 |
フランス | : | アンネ・クラップ ジャンピエールブーギン研究所 副所長 |
ドイツ | : | ユタ・ルディ=ミュラー ドレスデン工科大学 教授 ラルフ・オルミュラー イエナ大学 教授 |
(4)「持続的な作物生産のためのジャガイモとキャッサバの比較オミックス解析」
日本 | : | 関 原明 理化学研究所 チームリーダー |
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スペイン | : | サロメ・プラト スペイン国立バイオテクノロジーセンター 教授 |
ドイツ | : | ウベ・ソネワルド フリードリヒ・アレクサンダー大学 教授 |
(5)「気候変動下における穀物資源の利用効率化に関する包括研究」
日本 | : | 三ツ井 敏明 新潟大学 教授 |
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スペイン | : | イケル・アランフエロ スペイン高等科学研究院 室長 ホセ・ルイス・アラウス バルセロナ大学 教授 |
フランス | : | ベルトランド・ガキエレ パリ第11大学 学部長 |
ドイツ | : | エカルト・プリエサク ヘルムホルツ協会 グループ長 |
EIG CONCERT-Japanは、欧州各国と日本が連携して共同研究を推進するプロジェクトです。今回の募集は第3回目にあたり、2016年2月10日から7月27日にかけて、4ヵ国4機関の競争的研究資金配分機関との協力により「食料及びバイオマスの生産技術」の分野で募集し、14件の応募がありました。各国の専門家(別紙4)との協議に基づき、5件の採択課題を決定しました。
研究期間:3年間、研究費(予算額):1課題あたり、総額1800万円を上限とする(間接経費込み)
2012年には、「災害に対する回復力」および「効果的なエネルギー貯蔵と配分エネルギー貯蔵と送配電の高効率化」の2分野で共同研究課題を試験的に募集し注2)、9件の採択課題を決定しました。2014年には、第2回募集注3)として「光技術を用いたものづくり」の分野で募集し、4件の採択課題を決定しました。