JST(理事長 濵口 道成)は、平成28年度「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」全国受講生研究発表会を9月18日(日)から9月19日(月・祝)に一橋大学一橋講堂で開催し、審査の結果、優秀賞16件を決定致しました。
グローバルサイエンスキャンパスは、JSTが平成26年度より推進する事業で、大学などと協力し、グローバルに活躍できる科学技術系人材を育てることを目的として、卓越した意欲・能力を持つ高校生などを募集・選抜し、国際的な活動を含む高度で体系的な理数教育プログラムを開発・実施する取り組みです。
今年で3回目となる発表会では、同事業を実施している全国15の大学から集まった受講生約100名が計53件のポスター発表を行い、日頃の研究活動の成果を披露しました。審査は、次世代の科学者に求められる科学的探究能力の獲得度合いや、研究の専門的達成水準のほか、研究の意義や貢献を適切にアピールすることができるかなどに基づいて行われました。
審査の結果、生物の部6件、化学の部2件、数学・地学・環境・物理の部2件、工学・情報の部3件、総合・その他の部3件の計16件が優秀賞に選ばれました。
グローバルサイエンスキャンパス推進委員会委員長の坂口 謙吾 東京理科大学 嘱託教授は大会の総評を次のように述べています。
「GSCは3年目を迎え、研究内容もプレゼンテーション力も確実に向上してきました。受講生は、研究手法はもちろんのこと、自分で考えやってみるという研究者としての基本姿勢を身につけてきたので、今後更にレベルアップしていくでしょう。このプログラムの卒業生が将来一流の研究者になってくれることを期待しています」
尚、優秀賞を受賞した発表者の数名は、11月5日(土)のJST主催サイエンスアゴラ2016で、研究者とのトークセッションに参加し、更なる研鑽を重ねます。