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別紙1

女子中高生の理系進路選択支援プログラム
平成28年度採択機関一覧

No. 実施機関名
「企画名」
概要
北海道大学
「Girls be Ambitious! 〜科学を楽しむ、理系キャリアを知る〜」
女子中高生に対して、実際に手を動かして科学を体験出来るイベントや、キャリアについて考える講演、ワークショップなどを行い、「科学の面白さ」とともに「理系進路のその先のキャリア」について考えさせることで理系進路意識の増進を目指す。 中高生の進路選択に大きな影響を与える保護者や教員に対しては、女子中高生向けイベントを開催する際に同時並行で実施する理系キャリアセミナー、女性研究者との座談会などを通して、大学・大学院卒業後の進路についての情報提供を行う。さらに教員に対しては教員研修の機会に理系女性のキャリアに関する講演を行い、意識向上を図る。 北海道の地理的特性から企画に参加できない中高生に対して、本事業の実施内容を中高生向けにまとめた冊子を作成し、配付する。
筑波大学
「思い描こう、語り合おう、体験しよう、未来を!―悩めるリケジョと家族のために―」
本企画は、理系に興味関心はあるが不安や迷いもある女子中高生と保護者の不安や迷い、先入観を払拭し理系進路への意識醸成を図り、「リケジョのキャリアディベロップメント」に資することを目的とする。そのため、「リケジョ合宿」などにより理系の魅力を伝えるとともに、多彩な分野で理系女性が活躍する研究学園都市つくばの特性を生かし、企業や研究所を含めたさまざまな将来像を女子中高生と保護者に示す。また、各プログラムはアンケート調査などのエビデンスに基づいた内容となるよう改善を続け、「保護者・教員対象ダイバーシティ・セミナー」などのさまざまな世代・属性へのアプローチを取り入れる。さらに「高大連携型プログラム」により幅広い層の生徒・教員への意識啓発を図るとともに、最終年度に過去の修了生への進路調査を実施し、プログラム全体の「アウトカム評価」を実施する。
国立女性教育会館
「女子中高生夏の学校2016〜科学・技術・人との出会い〜」
本企画「女子中高生夏の学校(以下「夏学」)」の目的は、2泊3日の合宿体験研修を経て、「科学技術にふれる」、「科学技術の世界で生き生きと活躍する女性たちとつながる」、「出会った人たちと将来を考える」ことで、理系進路への扉を自ら開いていく力をつけていくことにある。 主な内容は、女子中高生が自身の興味や能力に応じたコースを選択し、科学技術にふれる実験・実習プログラムや、全国から集まった理・工・農学の研究者・技術者との交流を通じ、女性にとっての理系キャリアの具体像を女子中高生が描くことの支援である。さらに、夏学の卒業生を含む学生企画委員や学生TAが、自らの経験を踏まえた企画を立案・実施し、後輩の女子中高生の理系進路選択支援をする。また、女子中高生の理系進路選択の支援者である保護者・教員が理系キャリアについて理解を深める助けとなる企画を実施する。
東京女子医科大学
「未来のいのちと健康を支えるのは「あなた」2016」
いま、医療や保健に関わる理系分野で学び、いのちと健康を支える場所で活躍する女性が強く求められている。また、理工系における研究の進歩が最先端医療に大きく貢献する現代においては、この分野での女性研究者の活躍も大いに期待されている。 この企画では、いのちと健康を支える理系分野に対する女子中高生の興味と関心を喚起し、「ここで学んでみたい、こんな職業に就いてみたい」と感じてもらうことをねらいとして、体験型プログラムや、さまざまな場で活躍している『りけじょ』や女子学生との交流など多彩なプログラムを用意している。東京都教育委員会の協力を得て、多くの中高生や保護者、教員に医療や保健に関わる理系分野の魅力を伝えたい。
静岡大学
「理系女子夢みっけ☆応援プロジェクト in しずおか」
ものづくり産業がさかんな静岡県の地域性を生かし、地元企業やマスコミの協力を得て、2つの国公立大学と科学館・博物館が共同で実施する。実験体験、研究施設見学や理系の女性研究者・女子学生などとの交流を通して、女子中高生の科学技術への興味・関心を引き出し、「好き」や「得意」への肯定感や理系進路選択への意欲を高める。また、中学・高校の先生に対しては、女子の進路選択時の問題に関する意識調査を行い、実際の情報提供活動へとつなげていく。さらに、保護者に対しては、娘と一緒に科学技術に親しんでもらうとともに、理系の資格や職場の現状、進路の可能性などを伝えることにより、理系進路を選択する娘の夢を、根拠と希望をもって応援できるようになってもらう。
同志社大学
「「科学するガールズ」養成プログラム」
女子中高生に科学を楽しむプログラムを提供し啓発を行う。科学技術体験合宿をメインに、出前講義や実験教室、研究発表、見学などを通じて女性研究者・エンジニア・理系女子学生と交流することにより、理工系分野への興味・関心を喚起する。 特に、“物理の楽しさ”をキーワードに、女子学生が少ない物理学・情報学関連分野の魅力を伝える。女子留学生による中学レベルの理科の英語講義や、海外の学生やエンジニアとインターネットで交流する機会も設け、世界で活躍する理系人材の状況を実感させる。 また、理系女性研究者との交流会やプログラムに参加した中高生の報告会を通して、中高理科教員、保護者が理系の現状を理解し、生徒の理系進学へのサポーターとなるよう啓発する。
大阪大学
「女子中高生のための関西科学塾2016−2017」
大阪大学、奈良女子大学、京都大学、大阪府立大学、神戸大学、大阪市立大学の6大学による「女子中高生のための関西科学塾」実行委員会を基盤とし、期間中に女子中高生延べ2,000名以上、保護者層・教員延べ950名以上に対し大規模地域連携事業を実施する。 (1)理系志向の女子中高生に対し、大学での理系研究の面白さを体験できるイベント(参加者による実験結果発表を含む)を開催する。同伴の保護者・教員には企業を含む多様な理系ロールモデルを提示する。 (2)進路を理系に決めていない女子中高生や保護者・教員に、民間団体や教育委員会との連携により、大学以外の多様な場で出張講義や科学イベントなどを行い、理系への関心を高める。 (3)低年齢層向けの科学イベントを行う
愛媛大学
「地域連携・保護者参加推進 サイエンスプリンセス プロジェクト」
サイエンスプリンセスとは、社会や教育現場でありのままの自己を発現し、生き生きと輝く「リケジョ」のことである。本企画では、そのようにのびやかな女性の社会における活躍をめざして、進路選択が定まっていない女子中高生と保護者に、地域と連携しながら就職先を含めた多様な理系進路の可能性を示し、進路選択を支援する。実際には、先輩リケジョが主体となり、愛媛県および四国の地域企業−教育行政機関−大学が連携して企画をサポートし実施する。本企画は、(1)リケジョ講演会・研究室見学交流会、(2)親子でいくリケジョ応援企業見学会、(3)愛媛大学の理系女子学生グループ「サイエンスひめこ」による「リケジョ相談室」を3つの柱とし、女子中高生とその保護者に多様な進路選択の可能性を示す。これら2つのステップの組み合わせにより理系進学を意識することで高校での学びをより能動的に行うことを目的とする。
長崎大学
「夢・憧れ・志を育むリケジョ育成プログラム」
本企画では、共同実施機関として地域の理工系企業および県校長会並びに県PTA連合会、連携機関として県教育委員会ほか市町教育委員会および科学館の参画を得た実施体制の下、女子中高生および保護者を対象に多様な理系職に従事する女性講師による講演・体験実験および個別進路相談を主とした夢セミナー、大学の研究室および企業研究所における体験学習を主とした憧れセミナー、さらに女子中高生、保護者、教員に加え、企業関係者、教育行政関係者、一般市民の参加を得た地域開放型の志セミナー「みんなで語ろう リケジョの未来」を2ヵ年間にわたり実施する。これらのセミナーを全県的に展開することを通して、女子中高生が理系進学を主体的に選択できるよう支援すると共に女子中高生の理系進路選択を促す保護者・教員の育成を行う。
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大分大学
「母と娘のこころを揺さぶる現場体験 − 躍動する リケジョ との「一生わすれない」能動学習」
平成27年度事業で「母と娘」を対象にしたA離島を含む出前講義、B機械・電気系学部での体験実験、C土木現場で活躍している女性技術者やダイバーシティ推進企業の女性役職者による講演などが、理系への進路決定に有効とルーブリックから定量的に分析した。本事業では、これらの取り組みを地域に定着させるために、A〜Cの全てを継続する。 これに加えて、今回は、巨大建築工事の「現場」で指揮する女性技術者との話し合いを母と娘に実施する。教室の中ではなく、屋外の現場に立って、活躍しているリケジョと語ることで、「女性がその感性を生かした理系の仕事をやれる」ことを一生わすれない観念として印象づける「深い能動学習」とする。