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別紙2

A-STEP「ステージⅢ(NexTEP-Bタイプ)」
平成27年度第1回募集新規課題(平成28年4月追加採択分)

課題名 新技術の
代表研究者
開発実施企業 新技術の内容
融合可視化システムのオープンサイエンス基盤 京都大学
学術情報メディアセンター
教授
小山田 耕二
サイバネットシステム
株式会社
本新技術は、ボリュームデータとサーフェイスデータを一緒に可視化する、既存のボリュームレンダリングソフトウェアにおける、ビッグデータの分析機能との対話機能に関するものである。 観測データや気候変動予測データを統合的に組み合わせて解析処理し、科学的・社会的に有用な情報に変換・提供するシステムが開発整備されている。気候変動予測情報の生成や、その発信に必要な基礎的なツールの開発、試行的な運用の実施といった成果が出ている。 本新技術は、その成果を利用して分析対象のビッグデータを取得し、変数間の因果関係を分析する機能(散布図、平行座標プロットなどのグラフ、多変数カラーマップ、時間ずれ相関ボリューム)と、ボリュームレンダリングで描画した三次元画像との対話を可能にする。本新技術は、地方自治体・大学・企業等が、ゲリラ豪雨や異常高温などの極端現象に対する、防災計画の策定に関する作業を支援するとともに、多くの人々が科学的データを広く活用するために利用されることを目的とする。