JST(理事長 濵口 道成)は、文部科学省が設定した平成28年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」および「さきがけ」において、新たに5つの研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。これら5つの新規研究領域、並びに既存の13研究領域、合計18研究領域を対象として、平成28年度の研究提案募集(第1期)を平成28年4月13日(水)から開始します。
本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、そのもとに推進すべき研究領域と研究領域の責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定めます。研究提案は研究領域ごとに募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。研究領域のもとで「CREST」では選定された研究代表者が研究チームを編成することで、「さきがけ」では研究者が個人で研究を推進します。
今回、新たに設定する研究領域は以下の通りです。
CREST
- 「光の特性を活用した生命機能の時空間制御技術の開発と応用」(研究総括:影山 龍一郎)
- 「量子状態の高度な制御に基づく革新的量子技術基盤の創出」(研究総括:荒川 泰彦)
さきがけ
- 「生命機能メカニズム解明のための光操作技術」(研究総括:七田 芳則)
- 「量子の状態制御と機能化」(研究総括:伊藤 公平)
CREST・さきがけ複合領域
- 「計測技術と高度情報処理の融合によるインテリジェント計測・解析手法の開発と応用」
(研究総括:雨宮 慶幸(CREST担当)、副研究総括:北川 源四郎(さきがけ担当))
なお、平成28年度より開始される文部科学省「AIPプロジェクト(人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト)」に関して、別途決定される予定の戦略目標に対応した新規研究領域と、CREST「人間と調和した創造的協働を実現する知的情報処理システムの構築」研究領域、さきがけ「社会と調和した情報基盤技術の構築」研究領域について、第2期として後日研究課題の公募・選定等を行う予定です。
<募集期間>
CREST :平成28年4月13日(水)~6月8日(水)正午
さきがけ :平成28年4月13日(水)~6月1日(水)正午
研究提案募集の詳細については、別紙資料および下記ホームページを参照してください。