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別紙1

「次世代科学者育成プログラム」
平成2年度採択機関・企画一覧

採択機関・企画一覧
実施機関名
「企画名」
概要
愛媛大学
「科学イノベーションに挑戦する次世代リーダー科学者の養成」

幅広い科学の領域に知見と興味を持ち、科学研究にイノベーションを起こす、次世代の科学者のリーダーとなり得る科学技術人材の目指す教育プログラム。教育委員会や学校教員、化学メーカーなどの民間企業、大学などの研究機関の連携により、地域で連携して、受講生を育成する。講座と共同研究を通して、受講生は科学の本質を理解し、新たな地平を目指すイノベーションを起こす人材となることを狙いとする。

大阪府立大学
「『未来の博士』育成ラボ」

堺市教育委員会・堺市教育センターとの連携の下、平成24年度から「『未来の博士』育成ラボ」と称して次代の科学界でリーダーとなる人材育成を行ってきた。今回はこれまでの実績を踏まえ、①高度な研究課題に挑戦する「課題研究」の個別対応の強化、②主体性と独創性を養成する「演示実験開発」の新設、③評価システムの構築、④企業との連携の強化、⑤過去の修了生(OB・OG高校生)の参画など、幅広い関係者との協力体制を構築し、プログラムのさらなる充実を目指す。

静岡大学
「静岡STEMジュニアプロジェクト」

未来の科学者の能力の1つとして「創造的な課題を発見できる」ことをはじめ、「予想される因果関係」「可能性のある結論」といった面で創造性の発揮を受講者に求め、受講者は彼らの手で「これから解くことになる疑問・課題」を明確にしていく。また、プログラムを通してグループで活動しながら「いつ・どこで」発散的に考え、さらに実施してきた自由研究に対してどのように適用すればよいかを学ぶ。加えて、次のステージでは領域横断的概念について大学の研究者から専門分野を通じて学習し、自由研究への適用を学ぶ。結果として創造性および領域横断的概念への理解の量的伸長・質的伸長・質的転移を複数のデータから把握するとともに、本プログラムの改善につなげる。

長崎大学
「自律性とチームマインドを持った次世代の科学者育成プログラム」

本企画の目標は、次世代の科学者として卓越した意欲・能力を持つ児童生徒に、ある分野に関するさらに深い知識・技能を教授するとともに、課題解決にあたっては高い倫理観を持ち、異分野の人たちとも協働して取り組めるようになるための、研究方法・研究倫理に関する教材開発と協働性を涵養する育成プログラムの開発である。チームマインド育成コースⅠ、Ⅱとマスターコースを設け、チームとしてだけでなく個人の育成にも応じたプログラムとした。

認定特定非営利活動法人びわ湖トラスト
「琵琶湖から学ぶ地球科学の最前線」

日本一大きいびわ湖を教材として、周辺に位置する5大学(京大、滋賀大、滋賀県立大、立命館大、龍谷大)の専門家や海外の著名な教授が、選抜された中学生を指導する。最新の地球科学を学ぶことによって、地球温暖化や富栄養化などの深刻な環境異変から生き残るためにサバイバル科学の学習を目指します。同時に研究成果を水大賞などへ積極的に応募し、ジュニア世代が国際的競争に耐えうる地球科学に関する理解能力を獲得するように貢献する。