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別紙1

技術領域別の公募概要、応募数および採択数

1.公募概要、応募数および採択数

公募概要 応募数 採択数
領域 募集区分 予算上限額、期間
合計 96 16
ホワイトバイオテクノロジーによる次世代化成品創出 チーム型 190百万円、5年 13
要素技術型 56百万円、5年 19
特定技術型
次世代蓄電池 金属-空気電池に用いる分離膜技術 35百万円、4年
Mg金属二次電池のための新規材料およびプロセス技術
新原理・新材料に基づく革新電池
革新技術領域 ボトルネック解決型 140百万円、5年 16
低炭素社会実現に向けた新発想型 36

2.セクター別応募数

  応募数注1) 採択数
合計 96 16
国立大学法人 68 11
公立大学
私立大学
国立研究開発法人 13
公立研究機関
公益法人
民間企業等

注1)応募時点の所属で記載。

3.各技術領域の概要

<ホワイトバイオテクノロジーによる次世代化成品創出>

バイオマスから耐熱、高強度などの特定の機能を有するポリマーを出口とした研究提案あるいはバイオマスポリマーの原料となる基幹化合物の創製を目指します。

<次世代蓄電池>

従来の蓄電池の性能を凌駕する革新的な次世代蓄電池の創製を目指して、これまでに蓄積された蓄電池研究の成果を集約し、異分野からのさまざまな知見を取り入れ、最終的な実用化に向けた基礎・基盤研究を加速するためのプロジェクト研究を推進します。具体的には、次世代蓄電池の候補となる「全固体電池」、「金属-空気電池」、「リチウム-硫黄系電池」、「多価イオン電池」など、現行のリチウムイオン蓄電池の延長線上にはない新しい蓄電池の研究開発を行います。おのおのの電池について、活物質、電解質、セパレーターなどの個別材料や要素技術の開発、メカニズムの解明にとどまらず、蓄電池として最大のパフォーマンスが発揮できるよう、電池総合システム最適化研究を中心に、チームリーダーのリーダーシップの下、チームが一体となって研究を推進します。

<革新技術領域>

温室効果ガス排出量を大幅削減し、将来の低炭素社会に貢献しうる革新的技術(ゲームチェンジング・テクノロジー)に関する技術開発を推進します。

今年度は(1)高効率2端子型太陽電池の接合界面の解明と技術開発、(2)太陽電池用Si単結晶の薄肉化技術、(3)CO分離・回収エネルギーの最小化を目指した革新的CO分離技術をボトルネック課題として抽出し、それらの具体的な解決策となる提案を募集しました。また、ボトルネック課題を解決する提案の募集の他に、低炭素社会の実現に向けて研究者が自律的に課題を設定する提案も併せて募集しました。