ＪＳＴ（理事長 中村 道治）が管理法人をつとめる、ＳＩＰ（戦略的イノベーション創造プログラム）課題「革新的構造材料」（内閣府ＰＤ：岸 輝雄（東京大学 名誉教授））において、平成２７年度研究責任者が決定しました。
本課題では、日本の航空機産業を裾野産業も含め、育成、拡大することを目標としています。この目標を達成するために、航空機のジェットエンジン、および機体本体に用いられる部材を対象に、（ａ）航空機用樹脂の開発とＦＲＰの開発、（ｂ）耐熱合金・金属間化合物などの開発、（ｃ）耐環境性セラミックスコーティングの開発、そしてこれらの材料開発の大幅な短縮を可能にするシステムの開発を目的とした（ｄ）マテリアルズインテグレーションを加えた４つの研究領域を設定し、平成２６年度から研究開発を実施してきました。
（ｄ）マテリアルズインテグレーション研究領域では、主に金属を例題に平成２６年度採択課題の連携を強化し、システム開発を行う体制を構築し、研究を実施してきました。本研究領域では、さらに、航空機材料として重要な高分子材料および耐熱セラミックスコーティング材料のシステム開発の高度化を行うため、新たに３つの技術領域を設定し（別紙１）、この技術領域を補完する研究開発課題の公募を実施しました（１件あたり上限１５百万円／年程度）。今回の募集では、産官学各界から１３件の応募がありました。募集締め切り後、ＪＳＴに設置した選考委員会で選考会を実施しました。その結果をもとにＰＤ（岸 輝雄）および内閣府が選定し、了承を経て研究責任者２名が決定しました（別紙２）。
なお、事業の詳細などは下記ホームページを参照してください。
ホームページＵＲＬ ： https://www.jst.go.jp/sip/k03.html
