(資料4)

新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要


チーム型研究(CRESTタイプ)
戦略目標 「メディア芸術の創造の高度化を支える先進的科学技術の創出」
研究領域 : 「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」
研究総括 : 原島 博(東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授)
氏名 所属機関 所属学部・
学科など
役職 研究課題名 研究課題概要
稲蔭 正彦 慶應義塾大学 環境情報学部兼政策・メディア研究科 教授 ユビキタス・コンテンツ製作支援システムの研究 本研究では、21世紀の新しいデジタルコンテンツ分野としてユビキタス・コンテンツ提案し、ユビキタス・コンテンツ製作を支援するためのシステムを開発し公開する。また、本研究では良質なコンテンツを創出するためにコンテンツデザイン理論を確立し指針としてまとめる。さらに、コンテンツ製作支援システム及びデザイン理論を活用して良質なユビキタス・コンテンツを製作し、その有用性を実証し普及促進活動を行なう。
廣瀬 通孝 東京大学 先端科学技術研究センター 教授 デジタルパブリックアートを創出する技術 パブリックアート作品を構成する3つの要素、すなわち「空間性」とその中に置かれたモノの「実体性」そして鑑賞者の「自己参加」を取り上げ、これらにメディア技術を適用することによってより豊かな芸術表現の可能性を追求する。「空間性」の広がり感を演出するディスプレイ、環境を構成するモノとしての「実体性」を表現する実体型ディスプレイ、「自己参加」を支援するための大空間における集団のセンシング技術の研究開発を行う。
藤幡 正樹 東京芸術大学 美術学部 教授 デジタルメディアを基盤とした21世紀の芸術創造 多くのコンピュータ・アプリケーションはすでにある作業プロセスの合理化を目的としている場合が多く、表現者に十分に創造的な研究を提供しているとは言い難い。本研究では、デジタルメディアを用いた芸術表現のための基盤となる技術を開発することを目的とし、絵画や写真などの視覚表現技術を対象として、デジタル技術の側面からその作品制作のプロセスに分析を加えるとともに、その新たな発展形を模索し、いままでにない道具とメディアを研究開発することを目的としている。
また、こうした非常に基礎的な研究開発を通した工学者と表現者のコラボレーションを実現し、両分野を橋渡しするネットワークを構築する。
森島 繁生 早稲田大学 理工学部 教授 コンテンツ制作の高能率化のための要素技術研究 日本のアニメ作品の非効率な制作体制を一新し、近未来の多様な映像表現創成に不可欠な基盤技術群を構築する。作者の感性を反映できる演出Shader、自然現象をアニメ調に高速生成するToon-Simulator、台詞や声に同期してキャラクタの動作を制御するBehave-sync、コンテンツ再利用を円滑化するReusable-Corpusの技術から構成される。さらにこれらの統合型オーサリングツールを開発し新技術の有効性実証と新映像表現の具現化を行う。
五十音順に掲載

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This page updated on September 21, 2004

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