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別紙1

e−ASIA共同研究プログラム
平成26年度採択「感染症」分野 新規課題 一覧

(1)共同研究課題 日本側研究代表者 所属・役職 共同研究課題概要
米国側研究代表者
インドネシア側研究代表者
タイ側研究代表者
フィリピン側研究代表者
アジアにおける節足動物媒介新興感染症制御手法構築のための総合研究 前田 健 山口大学
共同獣医学部
教授
本研究は、日本・フィリピン・インドネシア・タイにおけるダニや蚊が運ぶ感染症を包括的に調査することによって、アジアにおける蚊やダニが運ぶ感染症の対策・施策に貢献することを目的とする。 具体的にはフィリピン・インドネシア・タイ・日本の各国でダニ・蚊・動物の材料を採集し、節足動物媒介感染症の感染状況を調査する。さらに、日本側は回収されたダニや蚊における病原体の解析を行う。アメリカ側は、ウイルスの病原性の解析を行う。 5カ国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、アジア全域における節足動物媒介感染症の対策に貢献する。
海老原 秀喜 米国立衛生研究所
国立アレルギー・感染症研究所 ウイルス学研究部・分子ウイルス学・病原体−宿主相互作用研究室
室長
スリハディ・アグンプリヨノ ボゴール農業大学
獣医学部
学部長
オラウット・レルカムムアイチョーク カセサート大学
獣医科学部
学部長
エマニュエル・バルタザーレ 中央ミンダナオ大学
獣医学部
教授
(2)共同研究課題 日本側研究代表者 所属・役職 共同研究課題概要
タイ側研究代表者
ラオス側研究代表者
メコン川流域における肝吸虫患者のQOL維持とがん予防に資する革新的診断システムの開発と普及 成松 久 産業技術総合研究所
糖鎖創薬技術研究センター
招聘研究員
本研究は、糖鎖科学に基づく診断薬開発プラットフォームを活用し、タイ・ラオスで1,000万人以上いるといわれる肝吸虫感染患者の胆管がんの発がん予防のための診断システムを共同開発し供給することを目的とする。 具体的には、タイおよびラオスの研究者が肝吸虫症コホート研究を実施、収集した当該患者試料を用い、日本において開発された胆管がんマーカーの有効性を検証する。 3カ国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、肝吸虫感染症の予防や治療法の確立を目指し、ひいては患者のQOL維持、タイ・ラオスの医療費削減および社会発展が期待される。また本事業を通じ、先端研究分野である「糖鎖の医工学への利用」に関する概念・知識が現地に根付くことで、糖鎖医工学拠点としての真のパートナーシップ構築も期待される。
ソピット・ワンカーン コンケン大学
医学部
教授
ボウンソム・サモントリ 保健科学大学
基礎科学部
教授
(3)共同研究課題 日本側研究代表者 所属・役職 共同研究課題概要
ミャンマー側研究代表者
フィリピン側研究代表者
マラリアワクチン候補分子トランスアミダーゼ様分子のヒトマラリアでの抗原性および遺伝子多様性の解析 平山 謙二 長崎大学
熱帯医学研究所
教授
本研究は、日本のワクチン開発研究力とフィリピンおよびミャンマーのフィールド研究力を連結することにより、アジア地域で流行するマラリア制圧のためのワクチン開発を目指す。 具体的には、日本側は分子生物学的方法とモデル動物実験によりワクチン候補を作製する。 フィリピンおよびミャンマー側は現地で流行するマラリア原虫の遺伝背景やワクチン抗原に対する住民の免疫応答性を指標に、作製されたワクチンが実用化された場合の有効性を評価する。 3カ国の研究チームの協力により、作製されるワクチン候補の妥当性が明確となり、さらなる臨床開発が促進されることが期待される。
ティンモン・フレイン 医学研究センター
センター長
マリオ・ジズ 熱帯医学研究所
免疫学分野
分野主任