図と説明
図3:発生した光子対の偏光相関の測定例。横軸は2光子の時間差、縦軸は2光子を検出した計数である。図中のVH等の記号は、初めの文字が一方の光子の偏光方向、2番目の文字が他方の光子の偏光方向であり、Vが垂直偏光、Hが水平偏光を表す.VVおよびHH、すなわち2個の光子の偏光が同じ向きの場合のみ、2光子の時間差0における計数が大きくなっている。すなわち、1つの励起子分子から同時に放出された2つの光子が偏光に関する強い相関をもっていることがわかる。時間差が0以外の時に観測されるピークは、異なる励起光パルス(12.5ns間隔)によって生じた別々の励起子分子から放出された光子間の偶然の2光子計数であり、点線はその平均値である。

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