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別紙

第2回 データサイエンス・アドベンチャー杯
受賞者一覧

※括弧内はチーム代表者の組織名

■一般部門

【最優秀賞】(一般部門の1チームが受賞)

●チーム名:アズマー(東北大学)
●作品名:「雑誌・新聞・JSTデータから見る「よりよい企業選択へのヒント」」
●賞金・副賞:10万円、賞状、記念品
●審査員による選評:「ご自身の興味・関心を出発点として、ステップごとに適切なデータの選択と分析を行い、価値のある情報を引き出した点を高く評価しました。より多くの企業を対象とすることで、隠れた優良企業を発見するなど今後の発展に期待します。」

【優秀賞】(一般部門の1チームが受賞)

●チーム名:都産技研チーム(東京都立産業技術研究センター開発本部)
●作品名:「専門家を探せ!ー社内に眠る人材を活用しようー」
●賞金・副賞:5万円、賞状、記念品
●審査員による選評:「社会的にも重要な課題である専門家のマッチングを、科学技術用語データの活用というアプローチで取り組んでいる点を評価しました。実際に中小企業への支援にも用いられており、有用性の非常に高いシステムとなっています。」

■言語部門

【最優秀賞】(言語部門の1チームが受賞)

●チーム名:キュープラス(九州大学附属図書館など)
●作品名:「大学や研究所の研究活動がひと目で分る研究活動マップ生成〜だれが,どこで,どんな活動をしてるの?〜」
●賞金・副賞:10万円、賞状、記念品
●審査員による選評:「専門家でない人向けに、誰が、どこで、どんな研究をしているのか、が一目瞭然となる「研究活動マップ」を生成する、という課題に取り組んでいます。ウェブブラウザから検索の手がかりとなる単語を入れるだけで、論文や著者、研究組織、学会・論文誌などの関係をグラフィカルに表現してくれるシステムを構築し、JST配布のデータによって有用性を実証しました。言語処理や可視化に関するところは既存のツールを用い、データの前処理や関連語抽出のアルゴリズム、インタフェースに関するところは独自開発するといったシステムデザインの割り切りに苦心のあとが見えます。
 九州大学附属図書館の検索システムとして公開予定であることを高く評価しました。実運用で見つかった新たな課題がシステムにフィードバックされていくことを期待しています。」

【優秀賞】(言語部門の1チームが受賞)

●チーム名:T−linkage(国立情報学研究所)
●作品名:「TermLink:言語横断論文推薦のための専門用語処理」
●賞金・副賞:5万円、賞状、記念品
●審査員による選評:「本研究は、日本語の文献からそれと関係する英語論文を検索提示する推奨システムを提案しています。日英専門用語のリンク付けを行うために独自の形態素解析をはじめ、用語認識のための曖昧さ解消手法や用語のリンク付け手法など、他作品と比べかなり難解、かつ深い言語処理を行っている点が評価できます。
 またJSTで公開されている対訳用語が、用語翻訳/用語リンキングにどの程度貢献できるかについても調査・報告されており、今後の自然言語処理分野における対訳辞書構築にも有益な示唆を与えているという点で、高く評価できます。論文推奨システムは産業化にもつながると考えられるため、実用化に向けて、今後のさらなる発展に期待します。」

■部門問わず

【SAS Institute Japan賞】(部門問わずいずれか1チームが受賞)

●チーム名:TEAM K K(慶應義塾大学 大学院健康マネジメント研究科など)
●作品名:「医学論文数から見る、政策誘導と研究動向〜「褥瘡」から見える動き〜」
●賞金・副賞:5万円、賞状・記念品
●審査員による選評:「「褥瘡(じょくそう)」という社会的関心の高いテーマを扱った論文を対象とし、研究内容と著者タイプから論文数、研究の動機、政策誘導との関係を探っている。
 著者のタイプを5つに分類し、論文数が少ない著者が政策に呼応した論文を執筆するという結論を導いている。結論に至った理由、根拠がやや曖昧であるものの、政策提言を行うという姿勢は評価できる。他分野への応用可能性などの検討が望まれる。」

【株式会社ジー・サーチ賞】(部門問わずいずれか1チームが受賞)

●チーム名:teranoLab(東京工業大学)
●作品名:「研究を主導する次世代のリーダーを探る」
●賞金・副賞:5万円、賞状・記念品
●審査員による選評:「研究と競争的資金の関係性に着目し次世代研究リーダー予測へ取り組んだことは、各々の研究分野に加え日本の研究成長への貢献可能性も認識出来る、有意義なものであった。
 相関/クラスタリングに検証を実施しており、分析プロセスにも工夫が見られる。また、次世代リーダー特徴は、将来のリーダー発掘における一因子として興味深い解である。
 他属性や記事データなどを加え、さらに明確な特徴を捉え、提言の推進を実施することは、研究者/将来の研究者候補/資金提供先への価値創出が可能となる。実用化/産業化に繋がる着眼点とデータサイエンティスト力を向上させ、さらなる活躍をされること期待する。」

【日経ビッグデータ賞】(部門問わずいずれか1チームが受賞)

●チーム名:柏陽小町(神奈川県立柏陽高校)
●作品名:「節電に対する人々の意識〜東日本大震災が与えた影響〜」
●賞金・副賞:5万円、賞状・記念品
●審査員による選評:「東日本大震災という身近な出来事から出発し、現代の日本の課題の1つであるエネルギー問題について探索的な分析を行い、いくつかの仮説を立てて統計データから検証しています。記事数の変化だけを見るのではなく、実際の記事本文を読んで比較検討しており、数字だけに踊らされることのない地に足のついたデータ分析をしていて、とても好感が持てます。数字の裏側に隠された人々の思いや行動を考察するという、データサイエンスのあるべき姿を示しており、今後どのような分野でキラリと光る分析を見せてもらえるのか、発展が楽しみです。」

【U−18賞】(U−18部門の1チームが受賞)

●チーム名:埼玉県立熊谷女子高等学校
●作品名:「今年の流行語を先取り!!!〜論文数から見る流行研究の推測〜」
●賞金・副賞:5万円、賞状、記念品
●審査員による選評:「過去の論文データから今年の流行語大賞を予測するという大胆、かつ意欲的なテーマです。時代の流れの象徴が流行語であり、流行語と今後注目を浴びると予想される研究分野とを論文数を媒介することにより求めるというアイデアは高く評価できます。また各プロセスにおいてシンプルながら高校生なりの工夫が盛り込まれていること、各プロセスから得られる結果を正確に分析し次のプロセスへとつなげている点は、他と比べ一際優れており結果に対する説得力を持たせると同時に、予測の的中も期待できます。今後、科学文献以外のデータ、例えばTwitterなどのデータも組み合わせることにより、さらなる予測精度の向上を目指すことを期待しています。」

【入賞】(予選通過者のうち1チームが受賞)

●チーム名:若鶏の醤油揚げ(京都大学 工学部情報学科数理コース)
●作品名:「JST科学技術文献データのネットワーク分析-シソーラス、組織、分野の分析を通じて」
●賞金・副賞:賞状、記念品
●審査員による選評:「JSTデータをネットワークと捉え、その構造から組織における研究分野同士の関連や推移について分析している。科学技術文献データと分野分類データから分野ネットワークの構造、機関名データから組織ネットワークの構造、科学技術用語シソーラスから意味ネットワークの構造を見出している。大規模データを対象とした実装など努力がうかがえるが、計算量の観点からの検討や実用可能性の観点からの検討が必要である。」