世界人口の増加に従い食料の安全保障が喫緊の問題となると同時に、食料生産の拡大による環境への悪影響、例えば温室ガスの排出や土地・水の劣化が問題となっています。それに加え、燃料作物の生産など新たな課題の出現が問題の悪化に拍車をかけています。
当該分野でのイノベーション創出、並びに食料の安全保障と持続可能な土地利用を両立させるための戦略・プラン策定を迅速にサポートするためには、世界規模の知識ベースの構築と深化が必要です。本公募の目的は土地利用変化と食料安全保障のダイナミクスとの相互作用を全方位的に理解するための国際協力を支援することを目的としています。
「食料安全保障と土地利用の変化」領域に関する研究交流の課題とします。下記3つのトピックに焦点を当てています。
オーストラリア、ブラジル、フランス、インド、日本、南アフリカ、イギリス、アメリカ、FACCE-JPI※メンバー国(キプロス、フランス、アイルランド、イスラエル、オランダ、ルーマニア、スイス、イギリス)
※ The Joint Programming Initiative on Agriculture, Food Security and Climate Change
Type1(ネットワーキングタイプ) | : | 1~1.5年間 |
Type2(共同研究タイプ) | : | 3~5年間 |
Type1:総額約1,500万円、Type2:年間約1,500万円(間接経費を含む)。
支援費は、研究交流費と試験研究費で構成されます。
日本側専門家を含むベルモント・フォーラムの本公募参加国による国際専門家委員会にて評価を行い、その結果を公募支援機関にて協議して、支援課題を決定しました。
ベルモント・フォーラムの以下の選定基準を適用しました。
(1)研究の質、知的利点
(2)成果利用者の関与と社会的により広範な影響
(3)学際性、人的な研究コンソーシアムの質
(4)研究資源とその管理