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別紙1

国際科学技術共同研究推進事業
「日本−フランス共同研究」平成26年度新規課題 一覧

課題名 日本側
研究代表者
所属・役職 課題概要
フランス側
研究代表者
CO2還元と水素発生のための分子フォトカソード
(PhotoCAT)
石谷 治 東京工業大学
大学院理工学研究科
教授
本研究は、太陽光を化学エネルギーに変換する新たな分子技術を創成することを目的とする。 具体的には、日本側は二酸化炭素の還元用の分子触媒および光触媒の開発を行い、フランス側は水素発生用の分子触媒および光触媒の開発を行う。主に日本側が開発するp型半導体電極上に分子触媒を固定化し、その光電気化学反応特性を詳細に検討する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、光エネルギー変換を可能とする新たな光電気化学システムの開発につながることが期待される。
ヴァンサン・アルテロ CEA−グルノーブル
化学・メタルバイオロジー研究室
上級研究員
分子性物質のマグネシウム電池用電極材料への展開
(MoMa)
大久保 將史 東京大学
大学院工学系研究科
准教授
本研究は、資源的に制約のないマグネシウムイオンを可動イオンとする二次電池「マグネシウム電池」を実現するために、二価カチオンであるマグネシウムを可逆に貯蔵・放出することが可能な分子性電極材料を開発することを目的とする。 具体的には、日本側は電極特性評価を行い、フランス側は分子性電極材料の開発を行う。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、固体マトリックス中における二価イオンの熱力学・動力学を明らかにし、将来的に革新的二次電池の開発につながることが期待される。
レスクェゼック ・ロドリグ ソルボンヌ大学 ピエール・マリー・キュリー校
教授
ハイブリッド3次元構造体の創製分子技術
(COFFIT)
菅 裕明 東京大学
大学院理学系研究科
教授
本研究は、全く新しいハイブリッド3次元構造体の創製を目的とする。 具体的には、日本側は独自の特殊環状ペプチド探索技術を駆使してフランス側が提供する高次元構造体に結合する機能性分子の探索を行い、フランス側は高次構造化学分子デザイン技術を駆使して新規な構造高分子を合成、日本側に提供する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、これまでの技術では入手することのできなかった新しい機能性ハイブリッド3次元構造体の創製を行い、生体高分子化学の新潮流の構築につながることが期待される。
フック・イヴァン ボルドー大学
CNRS
研究ディレクター
光および化学エネルギー利用のためのポルフィリンナノ構造体制御の分子技術
(MECANO)
林 高史 大阪大学
大学院工学研究科
教授
本研究は、生体内に広く存在するヘムやクロロフィルの骨格として知られているポルフィリン分子を集積化し、新しい機能性材料の創製を目的とする。具体的な計画としては、日本側はたんぱく質を足場とするポルフィリンの集積技術の確立と、高度な集積体構造の観測を行い、フランス側は、超分子化学を駆使したポルフィリンそのものの集積や、分子ワイヤーへの応用を図る。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、光エネルギー獲得のデバイス開発や水素発生などの触媒開発につながることが期待できる。
ジョン・ヴァイス ストラスブール大学
CNRS
研究ディレクター

※()内は課題名の略称