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科学技術振興機構報 第1061号

平成26年10月15日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

e−ASIA共同研究プログラムおける
平成26年度新規課題の決定について

JST(理事長 中村 道治)は、タイ国家科学技術開発庁(NSTDA)注1)およびフィリピン科学技術省(DOST)注2)と共同で「機能性材料」分野に関する1件の共同研究課題を支援することを決定しました。この支援は、e−ASIA共同研究プログラム(略称:e−ASIA JRP)注3)の一環として行われるものです。支援を決定した課題は次の通りです。

「バイオマス資源化のためのナノカーボンを基盤とする触媒材料の開発」

熊本大学 大学院自然科学研究科 木田 徹也 教授
チュラロンコン大学 工学部化学工学科 アーティワン・ショティプルク 准教授
フィリピン デラサール大学 工学部化学工学科 ジョセフ・アオレセニア 教授

本研究は、カーボンナノチューブや酸化グラフェンなどのナノカーボン材料を用いて、超臨界流体中やマイクロ波照射下の特殊反応場において、東南アジアに豊富にあるバイオマス資源の有価成分への効率的転化を目指すものです。

今回の共同研究課題の募集では2件の応募があり、これらの応募課題を日本側、タイ側およびフィリピン側の外部専門家により評価しました。JSTとNSTDA、DOSTはその結果をもとに協議を行い、研究内容の優位性や交流計画の有効性などの観点から、日本、タイおよびフィリピンがともに支援すべきとして合意した1件を支援課題として決定しました。平成26年11月に支援を開始し、研究期間は支援開始から3年間、支援規模は1,560万円/3年間を予定しています。

注1) タイ国家科学技術開発庁(NSTDA:National Science and Technology Development Agency)
1991年に設立された科学技術環境省が所管する庁。タイの科学技術の産業利用を図るための包括的な組織であり、公的機関および民間の両方の産業技術開発を、資金、研究者、施設、情報など多面的に支援している。
NSTDAホームページURL:http://www.nstda.or.th/eng/
注2) フィリピン科学技術省(DOST:Department of Science and Technology)
フィリピンの科学技術振興を担当する包括的な省。技術立国を目指し、国の発展に資する科学技術政策の策定、実行、研究開発への民間セクターの誘導などを実施している。
DOSTホームページURL:http://www.dost.gov.ph/
注3) e−ASIA共同研究プログラム(e−ASIA JRP)
東アジア地域において、科学技術分野における研究交流を加速することにより、研究開発力を強化するとともに、環境、防災、感染症など、東アジア諸国が共通して抱える課題の解決を目指すものです。
本プログラムはその一環として、メンバー国のうち3ヵ国以上により実施される共同研究を支援することを目的とした事業です。参加国が合意した分野において共同研究を実施することを通じて、地域課題の解決や経済発展、人材育成に寄与していきます。
e−ASIA JRPホームページURL:http://www.the-easia.org/jrp/

<添付資料>

別紙1:e−ASIA共同研究プログラム 平成26年度新規課題 一覧

別紙2:e−ASIA共同研究プログラム 平成26年度新規課題の採択に関して

<お問い合わせ先>

科学技術振興機構 国際科学技術部
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
中島 英夫(ナカジマ ヒデオ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379
E-mail:

(英文):e-ASIA Joint Research Program (e-ASIA JRP)
Japan-Thai-Philippines Joint Research Project in the field of Functional Materials