科学技術振興機構報 第104号
平成16年8月27日
東京都千代田区四番町5−3
独立行政法人科学技術振興機構
電話(03)5214-8404(総務部広報室)
URL http://www.jst.go.jp

研究情報データベース化事業において開発した
3種のDNA多型データベースの事後評価について

 独立行政法人 科学技術振興機構(JST,理事長 沖村憲樹)では、「研究情報データベース化事業」においてミレニアム・プロジェクトの一環として開発され、公開中の「DNA多型情報」のデータベース3件について事後評価を行ないましたのでその結果を報告します。これは、データベース開発の実施状況、得られた成果等を明らかにし、データベース開発及び運用の今後の展開及び事業運営の改善に資することを目的として、3年のデータベース開発期間終了後、1年の公開運用実績を踏まえて実施されたものです。
 一塩基多型(SNP)などのDNA多型は、疾患関連遺伝子の探索等のマーカーとして有用であるだけではなく、個人の特性にあった診断・治療・予防・薬の投与を行う、いわゆるオーダーメイド医療の実現に向け、大変注目されています。また、遺伝子情報の解析により病気の発生原因や発病メカニズムの解明が期待されることから、重要な研究分野といえます。
 このほど事後評価を実施したデータベースは、平成12年度から実施されているミレニアム・プロジェクト(URL:http://www.kantei.go.jp/jp/mille/index.html)の高齢化分野におけるテーマ「高齢化社会に対応し、個人の特徴に応じた革新的医療の実現(ヒトゲノム)」の一環として、研究機関が所有するDNA多型情報を有効活用するため、それらの研究情報を研究機関とJSTが共同でデータベース化し、インターネットを利用して平成15年4月から研究機関から公開されてきたものです。なお、これらのデータベースは、JSTのバイオインフォマティクス推進センター(URL:http://www.jst.go.jp/nbdc/bird/)において、JSNPデータベースとともに「多型情報ネットワーク」(URL:http://snpnet.jst.go.jp/)を構成し、統合的利用ができます。
1.対象課題(開発期間 平成12年4月−平成15年3月)
(1) アミノ酸変化を伴うDNA多型データベース(独立行政法人 放射線医学総合研究所)
【公開名:蛋白質多型データベース
URL:http://dbprop.nirs.go.jp/
開発・運用責任者 齋藤俊行(遺伝子発現ネットワーク研究グループ チームリーダ)
(2) 老年病に関するDNA多型データベース(東京都老人医療センター)
【公開名:老年病SNPデータベース
URL:http://www.tmgh.metro.tokyo.jp/jg-snp/japanese/top.html】
開発責任者 折茂肇(元院長)、運用責任者 沢辺元司(剖検病理科 医長)
(3) ヒトミトコンドリアDNA多型データベース((財)岐阜県国際バイオ研究所)
【公開名:ヒトミトコンドリアゲノム多型データベース
URL:http://www.giib.or.jp/mtsnp/】
開発・運用責任者 田中雅嗣(遺伝子治療研究部 部長)
2.評価方法
 評価方法について定めた「研究情報データベース化事業の課題評価の方法等に関する達」(別添)にしたがって、機構が選任した外部専門家によって組織される研究情報データベース化委員会の委員が、開発(運用)責任者の自己評価及び委員へのプレゼンテーション、及び委員会での質疑応答などをもとに評価を行いました。
3.研究情報データベース化委員会委員
委員長
坂田 俊文 (財)地球科学技術総合推進機構 理事長
委員
安部 明廣 東京工芸大学大学院 工学研究科 ナノ科学研究センター 教授
岩田 修一 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授
太田 暉人 (社)日本化学会 常務理事・事務局長
津谷喜一郎 東京大学大学院 薬学系研究科医薬経済学 客員教授
根岸 正光 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 教授、国際・研究協力部長
細矢 治夫 お茶の水女子大学 名誉教授
水島 洋 国立がんセンター研究所 疾病ゲノムセンター 室長
村松 正實 埼玉医科大学 ゲノム医学研究センター 所長
横田 正幸 (財)ヒューマンサイエンス振興財団 技術主幹
4.評価項目
(1) 当初計画の達成度
(2) データベースの評価
(3) データベース化終了後の公開運用体制及び運用状況
(4) 運用の今後の展開
(5) 総合評価
5.事後評価の実施日
平成16年6月28日(月)
6.評価結果
別紙1
別紙2
別紙3に記載。
7.参考資料
研究情報データベース化事業の課題評価の方法等に関する達(別添)

補足説明
ミレニアム・プロジェクト
 平成12年度に開始されたミレニアム・プロジェクトとは、新しいミレニアム(千年紀)の始まりを目前に控え、人類の直面する課題に応え、新しい産業を生み出す大胆な技術革新に取り組むプロジェクトです。具体的には、今後の我が国経済社会にとって重要性や緊要性の高い情報化、高齢化、環境対応の三つの分野があげられています。(参照URL:http://www.kantei.go.jp/jp/mille/991020millpro.pdf 「ミレニアム・プロジェクト(新しい千年紀プロジェクト)の基本的な枠組みと構築方針について」)
 研究情報データベース化事業において開発された3種のDNA多型情報データベースは、ミレニアム・プロジェクトの高齢化分野において、「高齢化社会に対応し、個人の特徴に応じた革新的医療の実現(ヒトゲノム)」を目指したプロジェクトの1つに位置付けられています。
別紙1 「アミノ酸変化を伴うDNA多型データベース」事後評価結果
別紙2 「老年病に関するDNA多型データベース」事後評価結果
別紙3 「ヒトミトコンドリアDNA多型データベース」事後評価結果
参考資料 研究情報データベース化事業の課題評価の方法等に関する達

なお、本事業については、JSTの研究情報データベース化事業のホームページ(URL:http://dbs.jst.go.jp/)をご参照下さい。このホームページからは上記データベースへもアクセスできます。
【本件問い合わせ先】
 独立行政法人 科学技術振興機構
  データベース開発部 研究情報データベース化部門
  阿部篤史
  TEL.03-5214-8497 FAX.03-5214-8470
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