JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第1028号 > 別紙2
別紙2

平成26年度 新規実装プロジェクト(成果統合型)の概要

実装プロジェクト名: 「創発的地域づくりによる脱温暖化」

実装代表者名: 宝田 恭之(群馬大学 教授)

概要:

本実装プロジェクトは、「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会」研究開発領域(平成20〜25年度)で得られた成果を統合し、自治体など地域における脱温暖化、再生可能エネルギー導入などの取り組みを支援し、自立的で持続可能な地域づくりを促す仕組みを構築する。

この目標に向けて、今すぐ適用できる再生可能エネルギーやスローモビリティなどの適正技術と、その活用の土台となる基本条例や住民参加、消費者・生産者協働などの社会的取り組みを地域自治体が活用しやすい統合パッケージとして構築し、群馬県桐生市などをモデル地域として社会実装と有効性の検証を行う(統合化グループ)。さらに、全国に広げるため自治体ネットワークを形成し、統合パッケージの普及・定着と、継続的な実装活動支援を行う(普及実装グループ)。

本プロジェクトの体制は、「地域力による脱温暖化と未来の街‐桐生の構築」(研究代表:宝田 恭之)を中核とし、「地域再生型環境エネルギーシステム実装のための広域公共人材育成・活用システムの形成」(研究代表:白石 克孝)、「名古屋発!低炭素型買い物・販売・生産システムの実現」(研究代表:永田 潤子)などのほか、研究開発領域の横断的な活動として共通する課題に取り組んだタスクフォースを主体として、それぞれの成果を統合し、各研究開発実施者、研究開発領域関係者およびステークホルダーが参画して実装活動を推進する。

具体的には、統合化グループにおいて、地域のエネルギー資源などの活用による地域主体の創発的な地域づくりや、脱温暖化の取り組み効果を高める地域間連携、地域活性化と脱温暖化を可能とする消費者・生産者・流通販売者の協働による一体的取り組みなどの要素に着目して、これまでの成果(手法、事例集など)を統合し、地域自治体が活用しやすいパッケージをデータベースとして構築する。また、他地域への展開に向け、この統合パッケージの有効性や課題の検証を行うため、桐生市において実装活動を展開する。

普及実装グループでは、統合化グループの成果を用いて各地域の課題や特性に応じた支援などを行い、多くの自治体への普及と実装を展開する。一般社団法人「創発的地域づくり・連携推進センター」(仮称)との連携の下、全国的な自治体ネットワークや創発的人材ネットワークの構築を進めることで、実装支援期間終了後も本実装活動が自立的に運営可能となることを目指す。

研究開発成果実装支援プログラム(成果統合型)