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別紙1

女子中高生の理系進路選択支援プログラム
平成26年度採択機関一覧

・連携により大きな相乗効果を見込む企画を実施する機関(1件)
 支援金額:300万円程度以内/年 支援期間:1年間

実施機関名
「企画名」
概要
独立行政法人
国立女性教育会館
「女子中高生夏の学校
2014〜科学・技術・
人との出会い〜」
 女子中高生夏の学校(以下「夏学」)は、女子中高生が「科学技術にふれる」、科学技術の世界で生き生きと活躍する女性たちと「つながる」、科学技術に関心のある仲間や先輩とともに「将来を考える」ための機会を提供することを目的としている。活動は年間を通して行うが、8月に実施する国立女性教育会館での2泊3日の合宿研修を中心企画とする。合宿研修では、全国から集まる100名を超える女子中高生および身近な支援者である保護者・教員が、多様な理系分野で活躍する100名を超える先輩女性たちと科学技術の楽しさを共有する時間を持てるようにする。合宿研修終了時には、参加した女子中高生をサイエンスアンバサダーに任命し、学校や地域などでサイエンスの楽しさや魅力を発信していく。年間活動としては、ロールモデル集の作成とキャリア系統図の深化を計画している。キャリア系統図は、細分化した理系分野を幅広く紹介することを目的に作成するもので、これをウェブ発信することで理系分野の多種・多様性をわかりやすく伝えていける。
 過去9回にわたる夏学の企画実施により理系女性人材育成スパイラルが形成されてきており、今年度もこれを成長させていくことがこの企画の主眼である。

・上記以外の機関(8件)
 支援金額:150万円以内/年 支援期間:1年間

実施機関名
「企画名」
概要
筑波大学
「発見しよう 理系の魅力!繋がろう 理系仲間! in Tsukuba
 2014」
 つくば研究学園都市を中心とする近隣研究機関の協力連携を得ながら、女子中高生の理系分野への関心を高め、同時に研究者を志す者を増やすことを目的とするものである。具体的には、女子生徒が理系を進路選択することで抱える不安や悩みを克服するために、理系に関心を持つ女子生徒が「理系女子の仲間」とつながり、そして、まだ「理系の魅力に目覚めていない」女子生徒が自分の中の理系への興味に気づき、理系への関心を高めるため、「女性研究者による講演会・ロールモデル懇談会」「ラボ実験体験合宿」「ラボ見学」を企画実施する。さらに、これまでの参加者と「リケジョ同窓会」を行い、女子中高生の横と縦のつながりを結び、理系に関心を持つ女子生徒が「理系の仲間」とより一層の縦と横のつながりを増やすよう働きかける。
東京大学
「家族でナットク!理系最前線2014」
 「家族でナットク!理系最前線」プロジェクトは、女子中高生のみならず、その保護者に最先端研究の現場を体験してもらい、理系進路の可能性や魅力に対する理解を促す企画である。平成25年度の企画に引き続き、大学だけでなく多様な業種からのメッセージを発信するシンポジウムを軸に、理系人材が幅広く活躍できること、また女性も理系人材としての活躍を大いに期待されていることなどを女子中高生や保護者に訴える。また、ここ数年かけ、参加者の希望を反映しつつ改良を重ねてきた部局単位での相互交流型イベントにおいては、さまざまな研究分野、研究スタイルなどを見せることにより、科学技術への興味関心の喚起にとどまらず、多種多様な理系人材の有り様を示し、具体的な進路選択の参考となるような取り組みとする。
新潟大学
「あたりまえに理科しよう!放課後リケジョ塾
 in 新潟」
 本企画は、「イベントだけでは終わらせない。日常にリケジョを」をコンセプトに、文理選択に迷う女子中高生とその保護者を丁寧に拾い上げ、ひとり一人に合った具体的な理系進路選択支援とライフプランの形成支援を行うことを目的とする。
 女子中高生、教員、保護者らに対し、理系に親しみ、理系に進むことへの不安を解消する機会の提供事業として「放課後理系進路相談“リケジョ塾”」を中学校や高等学校で定期的に開催する。さらに、リケジョ塾生の到達目標イベントとして新潟発「リケジョのチカラ」コンテストを開催し、女子生徒の理系への興味を持続・発展させる。
 本企画にあたっては、地元の工業系高等専門学校との連携を図り、新潟の女子中高生の理工系進路選択支援の基盤を構築することを目指す。
公立大学法人
大阪府立大学
「第9回女子中高生のための関西科学塾」
 大阪府立大学が中心となり、神戸大学、大阪大学、奈良女子大学、京都大学、大阪府立産業技術総合研究所、花王(株)との大規模な連携を基盤とし、中学1年〜高校3年生の女子中高生400名、中高教員・保護者130名を対象に、科学の面白さを体験できる科学塾を6回開催する。女性研究者の講演等でロールモデルを提示し、大学研究室での実験などで科学の楽しさを実感させる。実験結果のプレゼンテーション体験を通して、学校・家庭で科学の面白さを広げるよう指導する。メーリングリストやFacebookを通じた相互交流による継続的支援を行う。保護者・教員対象の懇談会などを通して理系進路選択への理解を促す。『実験内容の常設ウェブサイト公開』『ニュースレターの広範囲な配布』によって、広範囲の人に継続的に波及効果を及ぼす。同窓会を設立し、学年を越えた相互交流やキャリアパス支援を継続的に行う。
公立大学法人
奈良県立医科大学
「いのちを支える医理系研究って、やってみたい!」
 医理系分野は、生命・生活と密着した学問領域であり、いのちを支える医理系研究が、医学・歯学、薬学、保健・看護学、理学、農学など多岐にわたることをミニレクチャーで紹介する。その後、さまざまな大学・学科を卒業した女性研究者が、自身のキャリアや研究内容について講演を行い、女子中高生、保護者および中高教員に医理系進路の多様性と女性の活躍を伝える。実験・実習では医理系研究について、スキルスラボで、医療現場での基本となる身体所見の観察と手技の体験を行う。サイエンスカフェでは、体験した内容についてグループで考察を行い、自由に討議することで研究の面白さを実感できる場とする。これらの取り組みを年5回実施し、女子中高生、保護者、中高教員に対して、“いのちを支える”医理系分野の多様性、研究の面白さを示すことにより、医理系進路選択を促す。
岡山大学
「リケジョへの(いざな)い−
岡大方式サイエンス・
トーク&トライアル」
 岡山県内外の女子中高生を対象に、岡山大学独自のウーマン・テニュア・トラック制度に基づいて採用された若手女性研究者と岡山大学の大学院生・学部生が中学校・高等学校に出向いて、最先端の研究内容や科学の面白さ、研究者になった動機などを話し、生徒と話し合う時間を設ける【サイエンス・トーク】。
 次に、岡山大学にて若手女性研究者による講演、岡山大学 理系学部の研究室、研究施設の見学会を企画し、その後に全員でグループディスカッションを行う。さらに理系分野の各コース別に実験や制作作業を実際に体験し、体験レポート発表会を開催する【サイエンス・トライアル】。
 保護者や教員には、常に参加を呼び掛け、女性研究者や女子学生が活躍する姿に接する機会を提供する。女性研究者の将来展望、サポート体制、活躍する女性研究者の紹介などのパンフレットを配布し、意識啓発も行う。
長崎大学
「夢・あこがれ・志を育むリケジョ育成プログラム」
 進路決定を迫られる中学2、3年生と高校1年生を主な対象として、「夢セミナー」、「あこがれセミナー」、「志セミナー」を実施し、大学や企業で働く多様なリケジョへの憧れを醸成し、理系進路へのモチベーションを高め、主体的に理系進学の選択を行うよう支援する。さらに、保護者や教員に対しては、上述のセミナーへの参加を促し、理系職の魅力を伝える体験の場の充実を図り、リケジョ支援体制の強化を図る。また、本県の地理的条件を考慮し、離島に加え、県北においても実施し、事業の全県的展開を図る。上記事業の円滑な運営を図るため、リケジョ育成・長崎県運営委員会を設置する。
熊本大学
「めざせ、理系キャリア!夢創り応援プロジェクト for ガールズ」
 女子中高生が理工系を視野に入れたキャリアビジョンを抱き、“理工系キャリアを目指す夢創り”を応援することを目的とする。在学中の理工系女子大学生による講演会→体験実習合宿→進路相談会→理工系企業の若手女子技術者・研究者の講演会を段階的に開催し、理系の女性ロールモデルとの出会いの場を提供するものである。同企画の前半では、「理系は生活と密着した有意義な学問研究領域」という実感を得させ、理系の面白さ、興味を喚起し、女子中高生へ理系進路選択意識を向上させることを目標とする。後半は、若手の女性理工学系出身者の社会での就職状況、活躍状況および抱えている問題点などを生の声で紹介することにより、女性理工学系出身者が活躍する新しい時代を意識化させる。