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別紙

「平成20年度中学校理科教師実態調査」【集計結果(抜粋)】

○中学理科教員の約44%が教育(理数)系、約33%が理学系、約12%が農水系、約5%が工学系を大学で専攻している。

あなたの大学(短大を含む)の専攻分野は何ですか

あなたの大学(短大を含む)の専攻分野は何ですか


○中学理科教員の約19%が大学院を修了しており、専攻別の内訳は、教育(理数)系が約9%、理学系が約5%、農水系が約3%と続く。

あなたの大学院(修士課程)の専攻分野は何ですか

あなたの大学院(修士課程)の専攻分野は何ですか


○中学理科教員の78%が、小学校で理科を指導する経験をもつことが指導力を高める上で有効と考えている。

中学校理科教師が小学校で理科(生活科)を指導する経験を持つことは、中学校理科教師の指導力を高める上で有効だと思いますか。

中学校理科教師が小学校で理科(生活科)を指導する経験を持つことは、
中学校理科教師の指導力を高める上で有効だと思いますか。


○科学部のある中学校は、全体の約35%である。科学部の顧問をしている理科教員は、約6%である。

あなたは科学部(物理・化学・生物・地学系)の顧問ですか

あなたは科学部(物理・化学・生物・地学系)の顧問ですか


○約9割の理科教員は、「理科の授業」や「理科の教材研究」に力を入れて取り組みたいと思っているが、日頃から力を入れて取り組んでいると思っている教員の割合は、約3~5割と少ない。

「理科の授業」に関して、「日頃から力を入れて取り組んでいますか」(日常)、また、「力を入れて取り組みたいと思っていますか」(理想)

「理科の授業」に関して、「日頃から力を入れて取り組んでいますか」(日常)、
また、「力を入れて取り組みたいと思っていますか」(理想)


「理科の教材研究」に関して、「日頃から力を入れて取り組んでいますか」(日常)、また、「力を入れて取り組みたいと思っていますか」(理想)

「理科の教材研究」に関して、「日頃から力を入れて取り組んでいますか」(日常)、
また、「力を入れて取り組みたいと思っていますか」(理想)


○理科教員の約31%が物理の内容の指導を「やや苦手」か「苦手」と感じている。

あなたは「物理の内容(第1分野)」の指導についてどのように感じていますか

あなたは「物理の内容(第1分野)」の指導についてどのように感じていますか


物理の内容の指導の苦手意識は、教職経験年数が短い教員に高い傾向がある。

あなたは「物理の内容(第1分野)」の指導について、どのように感じていますか (教職経験年数区分別)

あなたは「物理の内容(第1分野)」の指導について、どのように感じていますか
(教職経験年数区分別)


○理科教員の約13%が化学の内容を「やや苦手」か「苦手」と感じている。

あなたは「化学の内容(第1分野)」の指導についてどのように感じていますか

あなたは「化学の内容(第1分野)」の指導についてどのように感じていますか


○理科教員の約28%が生物の内容を「やや苦手」か「苦手」と感じている。

あなたは「生物の内容(第2分野)」の指導についてどのように感じていますか

あなたは「生物の内容(第2分野)」の指導についてどのように感じていますか


○理科教員の約44%が地学の内容を「やや苦手」か「苦手」と感じている。

あなたは「地学の内容(第2分野)」の指導についてどのように感じていますか

あなたは「地学の内容(第2分野)」の指導についてどのように感じていますか


地学の内容の指導の苦手意識は、教職経験年数が進んでも高い傾向が続く。

あなたは「地学の内容(第2分野)」の指導についてどのように感じていますか (教職経験年数区分別)

あなたは「地学の内容(第2分野)」の指導についてどのように感じていますか
(教職経験年数区分別)


○理科教員の約51%が情報通信技術(ICT)を活用した指導を「やや苦手」か「苦手」と感じている。

あなたは「情報通信技術の活用(ICT)」の指導についてどのように感じていますか

あなたは「情報通信技術の活用(ICT)」の指導についてどのように感じていますか


情報通信技術(ICT)を活用した指導の苦手意識は、教職経験年数が短い教員と、長い教員で高い傾向が見られる。

あなたは「情報通信技術の活用(ICT)」の指導についてどのように感じていますか (教職経験年数区分別)

あなたは「情報通信技術の活用(ICT)」の指導についてどのように感じていますか
(教職経験年数区分別)


○理科教員の約85%が、科学が日常生活に密接に関わっていることをよく解説しているかに対して、肯定的に感じている。

あなたは理科の授業において、科学が日常生活に密接に関わっていることをよく解説していると思いますか

あなたは理科の授業において、科学が日常生活に密接に関わっていることを
よく解説していると思いますか


○理科教員の約35%が、理科の学習内容と職業との関連についてよく説明しているかに対して、肯定的に感じている。

あなたは理科の授業において、学習内容と職業との関連についてよく説明していると思いますか

あなたは理科の授業において、学習内容と職業との関連について
よく説明していると思いますか


○理科教員の約64%が、同じ学級で生徒による観察や実験を週に1~2回かそれ以上実施している。

あなたの理科授業(選択理科を除く)では、1学級当たり生徒による観察や実験を概ねどの程度行っていますか

あなたの理科授業(選択理科を除く)では、1学級当たり生徒による観察や実験を
概ねどの程度行っていますか


○理科の観察や実験を行うにあたって、理科教員の約70%が準備や片づけの時間の不足が約60%が設備備品の不足が障害となっているとしている。

あなたが理科の観察や実験を行うにあたって、障害となっていることは何ですか

あなたが理科の観察や実験を行うにあたって、障害となっていることは何ですか


○理科教員の約81%が、外部の専門家と連携した活動を行うには時間的にゆとりがない、また約59%が費用の確保が障害だとしている。

外部の専門家と連携した活動を行う際に障害となることは何ですか

外部の専門家と連携した活動を行う際に障害となることは何ですか


○理科の設備備品費は、生徒一人当たりの全国平均で年間約453円、消耗品費は、生徒一人当たりの全国平均で年間約341円である。設備備品費が0円の学校が約18%ある。


学校予算額

平均値 最小値 最大値 有効回答
学校当たりの設備備品費 15.4万円 0万円 100万円 254
学校当りの消耗品費 11.6万円 0万円 122万円 263
(学校,N=337)

学校予算額の合計を生徒数の合計で割った値

平均値 予算額 生徒数 有効回答
生徒当りの設備備品費(全体) 453円 3663万円 80882人 239
生徒当りの消耗品費(全体) 341円 2809万円 82468人 248
(学校,N=337)

生徒一人当たりの設備備品費のヒストグラム(3000円以上11件を省略)

生徒一人当たりの設備備品費のヒストグラム(3000円以上11件を省略)


生徒一人当たりの消耗品費のヒストグラム(3000円以上7件を省略)

生徒一人当たりの消耗品費のヒストグラム(3000円以上7件を省略)


○研修や研究目的で、月に1~数回程度以上、自分の理科の授業が参観されることがある教員は約8%、他の教員の理科の授業を参観することがある教員は約9%、他校の理科教員と会合することがある教員は約14%である。

あなたは研修や研究目的で、他校の理科教師と会合することがどの程度ありますか

あなたは研修や研究目的で、他校の理科教師と会合することがどの程度ありますか


○理科の教材や指導法で困った時にサポートしてくれる場が学校外にない教員は、約52%である。

あなたが理科の教材や指導法で困った時にサポートしてくれる場が学校外にありますか

あなたが理科の教材や指導法で困った時にサポートしてくれる場が学校外にありますか


○今後の支援策で、情報入手の機会が拡大できることに「大変期待する」という理科教員の割合は「すぐに使える優れた教材情報」が約61%と最も高く、「優れた指導法に関する情報」と「インターネット」がともに約55%、「身近に理科教育をサポートしてくれる「場」の設置や充実」が約42%、「図書館や手持ちの書籍・雑誌」が約39%、「テレビや新聞」が約37%と続く。

「すぐに使える優れた教材情報」今後、教師への支援策により情報入手の機会が拡大できるとすれば、どの程度期待しますか。

「すぐに使える優れた教材情報」
今後、教師への支援策により情報入手の機会が拡大できるとすれば、どの程度期待しますか。


「インターネット」今後、教師への支援策により情報入手の機会が拡大できるとすれば、どの程度期待しますか。

「インターネット」
今後、教師への支援策により情報入手の機会が拡大できるとすれば、どの程度期待しますか。


○今後の支援策で、「すぐに使える優れた教材情報」と「優れた指導法に関する情報」、および「身近に理科教育をサポートしてくれる「場」の設置や充実」については、特に若手の理科教員において「大変期待する」割合が高い。

「優れた指導法に関する情報」今後、教師への支援策により情報入手の機会が拡大できるとすれば、どの程度期待しますか。

「優れた指導法に関する情報」
今後、教師への支援策により情報入手の機会が拡大できるとすれば、どの程度期待しますか。


「身近に理科教育をサポートしてくれる「場」の設置や充実」今後、教師への支援策により情報入手の機会が拡大できるとすれば、どの程度期待しますか。

「身近に理科教育をサポートしてくれる「場」の設置や充実」
今後、教師への支援策により情報入手の機会が拡大できるとすれば、どの程度期待しますか。