JSTトッププレス一覧共同発表 > 図1
<参考図>

図1

図1 制御性T細胞は様々な免疫応答を抑制する

A. 正常な免疫系では非自己抗原に対して応答を示す一方、自己抗原に対する応答は抑制されています。
B. 免疫細胞は活性化されていないナイーブT細胞と免疫応答を起こすエフェクターT細胞と抑制性の制御性T細胞に分類されます。制御性T細胞とエフェクターT細胞を区別することは困難で、従来の薬剤はすべての免疫細胞の活性化を一律に操作していました。
C. がん患者では制御性T細胞が相対的に強く、自己免疫病や移植臓器の拒絶ではエフェクターT細胞が強くなっています。このバランスを操作するためには制御性T細胞とエフェクターT細胞を区別する必要があります。