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図3 alpha-Klothoはカルシウム代謝の司令塔であることがわかった

図3 alpha-Klothoはカルシウム代謝の司令塔であることがわかった

 脳脊髄液のカルシウム濃度は脈絡膜細胞によって決定されています。alpha-Klothoの働きによってNaポンプの活性が調節され、カルシウムの輸送量が決定されていると考えられます。また、血液中のカルシウム濃度を決定する3つの重要な作用点、つまり、尿細管からの直接的カルシウム再吸収(腎臓)、PTHの制御性分泌(上皮小体)、ビタミンD活性化の調節(腎臓)に、すべてalpha-Klothoが必要です。これらを総合すると、alpha-Klothoは哺乳類カルシウム代謝の中心分子であると理解されます。