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<参考図>

図2
図2

図2 胸腺プロテアソームの発見

(A)従来、身体の全ての細胞に普遍的に存在する「構成型プロテアソーム」が知られていたが、今回の研究では胸腺皮質上皮細胞にのみ発現するβ5tサブユニットを組み込んだ「胸腺プロテアソーム」を発見した。
(B)プロテアソームは3種類の異なった基質特異性を持つたんぱく質分解酵素であるが、胸腺プロテアソームは構成型プロテアソームとは異なった酵素学的特異性を有しており、産生する抗原ペプチドの性質も大きく異なる。
(C)胸腺組織切片における胸腺プロテアソームの観察。
上段: 胸腺プロテアソーム(緑)と胸腺皮質上皮細胞マーカーLy51(赤)の局在。
下段: 胸腺プロテアソーム(緑)と胸腺髄質上皮細胞マーカーUEA-I(赤)の局在。
胸腺プロテアソームは“正の選択”を実行する胸腺皮質上皮細胞に特異的に発現していることがわかる。