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図4 放射光回折データをMEMで解析し得られた電子密度分布

図4 放射光回折データをMEMで解析し得られた電子密度分布
左:光を当てる前、中央:光を当てている時、右:光を切った直後。
スピンクロスオーバー錯体に光を当てる前は鉄(Fe)と窒素(N)との結合間の電子密度が0.52eÅ-3程度と高かったが、光を当てている時は、0.25eÅ-3程度に減少し、密度が低く、原子が動きやすい状態であることがわかった。光を切ることで、元の状態に戻った。
左下の模式図は、実験で用いたスピンクロスオーバー錯体の構造モデル。各色は上の図の元素に対応する。赤:Fe、水色:N、青色:硫黄(S)、灰色:炭素(C)。